カップは水の元素を表します。
エースは１です。

水の元素は感情や心、結合する力や統合力を表します。
土の輪郭の中で水は一つに結びつきます。
家族という輪郭の中で（物質としての家を思い描いてもよいですが）親密な人間関係が生まれることは、カップのカードが表すものです。
この器は、いくらでも大きくすることができます。
お風呂から池、湖、太平洋まで、内包する力は無限大です。

１の数字は、始まりを意味します。
始まりとはまだ何も知らない状態です。
生まれたての赤ちゃんが、まだ誰も何も知らない状態で、はじめて母を知り愛着が形成されていくようにです。

「目にしたものに心が動き、他は目に入らなくなる」これはカップの１の状態です。

「愛や恋が生まれる瞬間」
「心が満たされるもの」
「純粋に心が惹かれ集中していく」
こういった感情が生まれることや、感情から導かれるものをカップのエースは表しています。

今日のサビアンシンボルは１６：３０まで「想像の中で復活された失われた機会」。
その後「落胆させられた大聴衆」になります。

出来事に価値を与えるのは自分自身だ、ということに気がつきます。
視点を変えれば、どんな出来事の勝敗も表裏一体のものだとわかります。
自分自身が何を一番大切にしているのか、それによって与える価値は変わってきます。
一番大切にしているもの、とは何でしょうか。
よく考えてみると、そこには純粋な感情があるはずです。
あるいは純粋な感情の始まりから、一番大切なものは生まれているはずです。

視点を変え、あらゆる可能性の中に価値を見出してきましたが、自分の軸を持たなければ選択することはできません。
そして自分自身を活かしていくことはできません。

この自分の軸は意志の力で真っすぐに通っているように思いますが、この軸の中には純粋な感情が流れています。

今日のカップのエースは、「はじまり」を思い出すと自分にとって一番大切なものがわかる、と教えてくれています。