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ペンタクルスナイト(2021年3月15日)

https://www.instagram.com/tanakayukari_tarot/

今日のサビアンシンボルは、魚座25度「聖職の浄化」です。14日17:55頃25度に入ります。

スピリチュアルは、物質的豊かさのために使うものではありませんが、精神と物質は結びつき、意志と想念に物質が反応することは、人間の本来の在り方です。精神主義的な生き方は、物質的豊かさを否定したり、肉体をないがしろにしがちなところがありますが、この度数は否定し無視しているものに向き合います。

魚座としての生き方が結晶化する25度は、肉体を持った私と存在の根拠を恒星に置く私が合流し、下から上がってきたザリガニは星の子どもに成長しています。星の子どもとの対話を続けることで少しずつ、肉体を持った私は星の子どもに吸収されていきます。

否定し、無視しているものは、必ず足を引っ張ります。形になることだけにこだわることは物質性に偏った生き方ですが、形になったものを見ないようにすることも、精神性に偏った生き方です。実際的で具体的なものを見渡したとき、それが望んだものではないとか、相応しくないと感じるなら、否定し無視しているものがあるということです。

聖職という服を着たことで、どれだけ地上に汚染されても、見ないようにすればそれでいいと感じたり、そもそも気がつかないことがあります。恒星に包まれ、恒星の力で満ちていくほど、目の前の実際的で具体的なことが生き生きとし、エーテル界と物質界が結びつき、精神が物質に反映されていく、そのことを知っている必要があります。

エーテル体にあるものが表に出てくると、影になければいけないものが光の側にまわるので、環境の圧力によって消されることがあります。それはある意味計画的かもしれませんが、レミニスカートの重なる場所で、光と影が反転するように、魚座25度の浄化とは、物質界からエーテル界へ移動することを意味する場合もあります。物質界においては死です。

魚座はまだ5度残っており、次の牡羊座へ移行する準備を始めます。魚座25度で物質肉体を消化するのではなく、肉体を持って生きるために浄化することは、地球に生きることの意味そのものを表しています。輪廻に閉じ込められるということでなく、永遠の自己を結晶化するという目的においてです。

今日のカードはペンタクルスナイト。全惑星意識であるナイトは、情動や感情を表す馬と一体になり乗りこなしています。馬は本来、大地から与えられる神聖な生き物です。馬は乗る人を選び、馬に乗る人は、天の父と地の母から与えられる力を掴むことができる人です。

ペンタクルスのカードには金貨が描かれ、金は高次な意識が接点とできる、唯一最高の物質です。権力や豊かさとは元々、上位の意識と繋がり、天と地を繋ぐ仲介者となる存在が持つものです。金は、物質の物の部分と、本質的価値が結びついています。

ペンタクルスナイトは、天と地を繋ぐ仲介者として地上に存在し、物質の本来性を知っています。ないがしろにしないとか、無視したり否定しないのではなく、物質や肉体に親しみ愛着を持ち、精神と結びついていることを知っています。

経済的価値や社会や集団が与える価値としての物質ではなく、物質のエーテル体を見て、その価値においての豊かさと力を、ペンタクルスナイトは持っています。自分にとっての豊かさは何かと考えるとき、まだまだ環境から与えられた価値を元に、自分らしさを模索することが多いように思います。どのような物がどれくらいあればよいかと考えるのではなく、生き方に物質が従ってくる、それをより具体的に考えることが大切です。

魚座25度では、ペンタクルスナイトのように、物質に親しみを持ち、物質との本来の関係を取り戻すことが必要です。

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