小アルカナのソードのクイーン逆位置と、大アルカナの４皇帝正位置です。

ソードのクイーン
ソードは知性や判断を表します。
感情的なことや身体的なことを一切考慮に入れない鋭い思考を表します。
人物カードは意識状態を表し、キングとクイーンは天と地になります。
キングの示す意図をクイーンが受け取り、創造応用の場を与えます。
そこの場でナイトとペイジが実際的な創造をしていくことになります。
ソードのクイーンはキングの意志に従い、鋭い理解力で妥協せずに判断します。
逆位置なので、偏った判断になりやすいでしょう。
人を差別したり非難したり、自分の考えに固執したり、周囲への理解力に欠けることが考えられます。

４皇帝のカード
４の数字は基盤となる場所を表し、より大きなものに帰属することを意味します。
安心安全の場でもあり、帰属する大きな力により自分の力がそのまま拡大していくことも表します。

今日のサビアンシンボルは２３：００に「雪といっしょにないソリ」から「飾られたクリスマスツリー」になります。
今日は「雪といっしょにないソリ」の日です。

「雪といっしょにないソリ」
雪が降るずっと前からソリを準備しておくように、自分に足りないものをあらかじめ準備しておこうとします。
誰かと自分を比べたときに、このままでは勝てないと分かり、勝つために必要なものを準備します。
身に着けるものや知識、健康な身体など、何が必要なのか考え用意します。
次の「飾られたクリスマスツリー」が表すのは、豊かな心と身体です。
足りないものを補うことで、心身ともに豊かな基礎となる自分ができあがります。

ソードのクイーンは批判的に判断しますが、自分だけの充実した利益を考えたときそれは必要なことかもしれません。
他人への非難を含んだ判断により、自分に足りないものを考え手に入れようとします。冷静でありながら自分に固執した考え方です。
あるいは、他人からの鋭い指摘により自分にないものに気がつくかもしれません。
足りないものを補うことにより、４皇帝のカードが表すような、より大きなものに帰属した豊かな心と身体を手に入れることになります。
小アルカナから大アルカナへ。
大アルカナは普遍的なものを表すので、ここで補ったものは人生の発展に大きく関わるもので、この過程はとても大切なことだと示しています。