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ペンタクルスのペイジ(2019年4月22日)

小アルカナの人物カード、ペンタクルスのペイジです。
ペンタクルスは土の元素を、人物カードは意識状態を表します。

土は物質や輪郭のあるもの、器である肉体や環境、個性や社会なども表します。
人物カードのキングとクイーンは天と地であり、天の意志を地が受け取り、その間でナイトとペイジが創造します。
ナイトは能動的に天の意志を創造しますが、ペイジは地に足をつけナイトの指示で動きます。
地に足をつけた生き方とは前にも言ったように、環境の中で周囲の人の反応を意識して選択していくことです。
ペイジは自ら創造することはなく、受容的に指示を待っています。
それは安全に守られた環境で、特に疑問を持つことも向上心を持つこともなく、日々の暮らしに埋没するようなものです。
神の子羊として、与えられた環境で与えられた日常を過ごしていく生き方です。

土の元素のペイジは、日常の暮らしやお金、あるいは身体や資質においてペイジだというとこです。
会社員として働く毎日は、決まった額のお給料で生涯暮らすことを想定しています。
これに疑問を持たず、決められた額で日々生活することはペイジの生き方です。
病気は医者に治してもらえばいい、というのもペイジです。

ペンタクルスのペイジは、幸福感が高いのではないでしょうか。
神の子羊であることは幸せでもあり、だからこそ盲目的で発展性はないと考えられます。

今日のサビアンシンボルは19:10に牡牛座2度「電気的な嵐」から牡牛座3度「クローバーが咲いている芝地に足を踏み入れる」になります。
「電気的な嵐」は、自分らしい言動に周囲の反応が激しく起こることを表しています。
自分らしさに善悪はないので、どこか強気でいられます。
「クローバーが咲いている芝地に足を踏み入れる」は、土を耕すことでクローバーが咲く豊かな芝地を手にします。
資質を環境との間で耕すことで、自分らしい幸福を手にします。

牡牛座は地に足を下ろし、自分のテンポで歩き出します。
自分らしさに安住することには幸福感と安心感があるはずです。
ただ牡牛座が内包するテーマは、資質の開拓でもあります。
それはペイジからナイトへの進化です。
牡牛座は自分自身に疑問を持つことは少ないかもしれません。
どちらかと言うと環境に対して疑問を持つでしょう。
その疑問から可能性を模索していくことは、禁断の実を食べることになりますが、本当の自分の扉を開きます。
あるいは疑問を持たずとも、自分自身の可能性を掘り下げていき、本を1ページ1ページめくるように「自分だと思っていた自分を超えていく」ことは牡牛座ならではの発展ではないでしょうか。

今日はペンタクルスのペイジとして、安心と幸福を受け入れていく日だと言えます。
幸福感とは、内面と外面が一致しているから感じられるものです。
「何を望み、何が現実となるのか」
これは自分を知る大きな手掛かりになるはずです。

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