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7戦車のカード(2019年4月20日)

大アルカナの7戦車のカードです。

7の数字は、「落差の中の葛藤から生まれる活動」を表します。
社会的活動そのものを表していると言っても良いかもしれません。

他の誰かがいるから自分がいるとわかります。
自分自身を認識するのは、鏡像となる何かを認識したときではないでしょうか。
ここに落差が生まれます。
自分ではないものと自分との間に生じる差の成分です。

この作用があるから、人は何か目的を見つけ邁進したいと思うのではないでしょうか。

馬車には天蓋があり、星が一つ輝いています。
広大な場所から目的を一つ選択し、その天蓋の表す守られた環境の中で活動していきます。
戦車のカードではある意味環境が用意されています。
というのは、自分の選択や目的に同一化していて、まだ客観視できない状態なので、怖いもの知らずのような勢いがあります。
あるいは、選択した目的を天啓や運命のように受け取り、それ以外はありえないという盲目的で排他的な要素もあります。

この天蓋が表す環境の広さは人それぞれでしょう。
家族、社会、地球、宇宙、どこに依存した存在として選択するかによって、その人の目的は大きく異なるでしょう。
どちらにしても「自分の道を邁進する」ことには変わりません。

今日のサビアンシンボルは18:00から牡牛座1度「清らかな山の小川」、それまでは牡羊座30度「アヒルの池とそれが育む子供たち」です。

太陽は18:00に牡羊座から牡牛座へ入ります。
牡羊座から牡牛座への移行は、火の落下です。
牡羊座は火の元素ですが、火は精神性や自我を表し、どこにも属さず自由で形のないものです。
牡牛座は土の元素で、場所性や身体性など形のあるものを表します。
火の勢いが土の限定された場所へ落とし込まれるようなイメージです。
火の側からすれば、自由な精神が消えてしまうような窮屈さがありますが、土の側からすれば、変化のない安定した環境に火を点してくれると感じるかもしれません。
泥人形に精神が宿るようなイメージもありそうです。

この牡羊座から牡牛座への移行は、戦車のカードが表す「落差」と似ています。
山の水が流れ落ちるように、選択した目的はふさわしい場所で実現されようとしています。

牡牛座1度はとても勢いがあります。
持って生まれた資質は活かされなければそのままですが、目的意識という火が点いた瞬間、才能は生き生きとしてくるはずです。

今日は起こる出来事は、自分自身が本来的に持っているものがもたらしたものだから、それに逆らわず、よそ見をしないで走り出すのが良いということになります。

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