3女帝のカード(2019年9月29日)
今日は大アルカナの女帝のカードです。
女帝のカードは生産性を表します。
果てしなく絶えず生み出し、それは意図したものもしないものも、異形なものですら生み出していきます。
なぜ思いもよらないものまで生まれるのか。
それは一つのものが二つに分割され、その二つが一つに戻ろうとする、それは決して初めの一つではなく、つまり完全に元に戻ることはなく、まったく新しいものを生み出すからです。
男女に二極化し、初めの一つに戻りたいという究極の欲求から結びつき、子が生まれるようにです。
今日のサビアンシンボルは、天秤座6度「男の理想が多くの結晶に変わる」です。
世界に受け入れられ、明るく道が照らされるように、夢が現実になっていきます。
イメージしたこと、考えたこと、思ったことが具現化していきます。
それを目の当たりにすることで、世界は決してままならないものではなく、自分自身と密接に関係していることを実感します。
すべてのものが愛おしく生命力にあふれていることに気がつきます。
「男の理想が多くの結晶に変わる」。
これはイメージがどんどん具現化することを表していますが、「理想が多くの結晶に変わる」と表されるように、一つの理想はいくつかに分割され、はじめの理想がそのまま形になるわけではありません。
なにがどう表れるのかによって、自分自身の本心を知るような、具現化の危うさを含んでいます。
人は無意識に何かを感じ考えていることが非常に多い存在です。
幸せを願っているつもりでも、実は現状の不満に満足している場合があったり、愛されたいと願いながら、それを拒否していたりします。
なので理想が結晶化するときには、始まりの理想と自分自身の本心との差成分までもが形になるということです。
それはまるで女帝のカードが、果てしなく生み続けるようにです。
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