見出し画像

ソードのペイジ(2019年4月23日)

小アルカナの人物カード、ソードのペイジです。
ソードは風の元素を表します。
風は意志による判断や分析力など、バサッと分裂させるような分割、分散を表します。
ペイジは、天の意志と地の創造との間で、ナイトの指示で動きます。
地に足をつけるペイジは、周囲の反応や環境に依存した生き方です。

ソードのペイジは、自分の意志が確立されていないので、誰かの意見を聞いては自分の考えがわからなり、影響された判断をします。
まだ何も決められない、決めるための準備をしているような状態です。
「どうしたらよいかわからないから、誰かに相談してみよう」という感じです。

意志が確立されていないと、環境に投影されていきます。
自分で見えていない自分を、誰かのせいにします。
楽しんでいる人に一生懸命やれ、と言うのは、自分が楽しみたいのに楽しめないからです。
できている人にできていない、と言ってみたり、人のことを言っているようで自分のことを言っています。
あの人はこうだ、ああだ、と否定的に感じるものがあるなら、それは自分自身のことを言っているのかもしれません。

今日のサビアンシンボルは「クローバーが咲いている芝地に足を踏み入れる」から「虹のたもとの金の壺」です。
19:40に切り替わるので、今日は「クローバーが咲いている芝地に足を踏み入れる」の日といえます。
これは自分らしさに安住することを意味します。
運命や環境を享受し、安心感と幸福感を得ます。
自分の内面と外面が一致した、安定感のある生き方です。

牡牛座の初期の度数は、自分の資質が強調されます。
資質とは、遺伝的に受け継がれたものである才能や可能性を表します。
どうしてもあがなえない自分らしさです。
自分の資質が強調されるとは、それに埋没していくことも考えられます。
受容的な生き方は、良いことも悪いこともすべて受け入れることになり、選択権が与えられていない生き方です。

牡牛座の初めの方の度数は、幸福感やラッキーを表しますが、それはペイジの生き方なのかもしれません。
運命や環境におまかせの人生は、自分では何一つ決められない不確実なものです。

人物カードが出たら、それは意識状態を確認してね、という意味です。
あるいは「そういう人物がヒント」ということです。
牡牛座のラッキーとは、今のままではペイジの生き方かもしれないよ、と伝えています。
資質を掘り下げ、遺伝的なものを超えた先にまでたどり着いたとき、牡牛座のラッキーのカードはまた形を変えて出てくるでしょう。
そしてそれを示唆しているから、意識状態を表す人物カードが出たのではないでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?