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8正義(2020年7月21日)

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今日は大アルカナの8正義。

今日のサビアンシンボルは、蟹座29度「双子の体重を量るミューズ」から30度「アメリカ革命の娘」です。16時半頃30度に入ります。
29度で蟹座と獅子座の境界線に立ち、両方の性質を比較することができると、30度では所属する集合意識がどのようなものか認識することができます。

変性意識化の体験で、恒星の性質を知ろうとしても、それは地球的視点から相対的にしか理解することはできない、と言われたというか言っていたことがあります。恒星は他の恒星に関わらないことにも関係するのかもしれませんが、恒星の力を地上に下ろした時点で相対的なものになる、という意味でもあります。
(以前は教えられているという実感があったのだけど、今は「教えているのも教えられているのも私」という感じで、言葉と理解が同時?何と言ったらよいかわからないけれどそんな感じです。)

何かを理解するとき、私たちは相対的にしか理解することができず、つまり世界内から世界を理解することができないので、認識するためには境界線に立つとか世界の外に出る必要があります。

蟹座という帰属する共同体や集合意識がどのようなものか知るためには、獅子座と蟹座の視点両方から見る、あるいはその境界線から見る必要があります。
たとえば恒星の名前を全く知らなかったとしても、故郷の意識を知っているというか、その意識が目覚めているということは十分あり得るわけで、ではその恒星はどこですか、と聞かれても答えられないかもしれません。
恒星の名前は恒星がつけたわけではなくて、地球的アカシックで変換されたものなので、やはり相対的なのではないかと思うのです。
なので私たちがわかりやすいように名前を教えてくれることもあるし、急にわかることもあります。

どのサインでも最後の度数である30度で、そのサインの性質を吐き出すかのように全開になります。
どの30度もそのサインを茶化したような雰囲気があります。
蟹座であれば、所属する意識を体現したかのような自分を知り、知ったことで離れることができます。
子どもの頃、お友達の家ではじめて夕食をごちそうになり、なんだかウチのご飯が質素に感じるとか、ウチの家族はなんだか恥ずかしいな、と感じるようなものでしょうか。

29度で蟹座を抜け出すきっかけになるのは、獅子座の内的なひらめきです。
考え抜いた答えやいつも通りの決断は信念体系によるものですが、一瞬のひらめきや直感は、思い込みというフィルターを通さない、本質からダイレクトに発せられるものです。

正義のカードのように、左手の天秤で信念体系と直感の両方を推し量り、右手で意志を打ち出します。
自己であるティファレトには太陽が当てはまりますが、太陽は蟹座の次のサインである獅子座の支配星であり、太陽から能動的な意志が打ち出されます。

8つの頂点を持つ箱がひとつの世界を表すとすると、その箱の形は外から見てどんなに歪んでいても箱の中からは気がつきません。
蟹座の箱は様々で、たとえ恒星で構成される箱であっても、外から見ない限りどんな箱かはわかりません。
ティファレトには8つのパスが繋がり、ティファレト自体が箱のようにも見えます。
箱がどんなに歪んでいようとも、その人にとっての均衡なので、たとえ偏見に見える考えでも押し通す力が正義のカードにはあるでしょう。
というのも自分が持つ偏見に対して7とは違って自覚的だからです。
すべての面と頂点の均衡をとる中点からだけ、箱の外に出ることができます。

蟹座から獅子座への移行は、蟹座の箱から出るというよりも、箱の頂点を移動するだけにも見えます。
視点が少しだけ変わり、それによってなんとなく自己同一化した世界を知り、だけど世界内に他ならない、というような。
これだと全惑星意識からは程遠いわけですが。
やはり箱の中点からより大きな箱へ移動できるのがよいでしょう。
その場合中点には恒星太陽を当てはめ、獅子座への移行と考えるとわかりやすいです。

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