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16塔(2021年3月17日)

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今日のサビアンシンボルは、魚座27度「収穫の月A harvest moon.」です。16日18:05頃27度に入ります。

harvest moonは中秋の名月です。団子と笹を用意してお月見をする十五夜は、「帝釈天の持つ鏡としての満月に、人々の行状が記録されており、自分は罪は犯しておりません、どうぞお許しくださいと拝むときなのだ。(スタピオンライン、松村潔のアナザーワールドより)」と言います。havest moonには、何一つ隠すことができず、すべてが明るみになります。帝釈天の持つ鏡にすべて映し出されます。

点と箱や棒(線)のセットを夢で見続けていたことがあるので、お月見の団子と笹と言うと、点と線のセットをまず思い出します。張り巡らされるエーテル網には、太陽から発生した帝釈天の網である太陽グリッドと、地球のローカル網である惑星グリッドがあります。この二つの網を繋ぐのが、団子と笹と言ってもよいかもしれません。この二つのグリッドは直接繋がっておらず、変換が必要だそうで、直線的に繋ぐとショートするらしいです。

太陽グリッドは個人性が除去され恒星に繋がり、惑星グリッドは個人性が色濃く地球依存です。この二つのグリッドは、ヘリオセントリックチャートとジオセントリックチャートに該当しますが、この二つの差成分がhavest moonには明るみになると言えます。

これは精神と物質が直接繋がっていないことにも似ており、思ったことと現状にはずれがあり、実際的な結果としての現状を見て、見えていなかったことや思い込みに気がつくことはよくあることです。ただ魚座27度の場合、26度で新月の元、無自覚に繋がるものから離れ、意志と結果は繋がっています。つまり27度で明るみになることは、本質的自己に基づく結果です。26度で惑星グリッドを切り離し、27度で太陽グリッドに飛び込むのではないでしょうか。

今日のカードは16塔。頭のてっぺんの蓋が外れ、塔は筒となり、外へと飛び出します。肉体に閉塞し、「私は私である」あるいは「我思う故に我あり」で生きていると、決して外に出ることはありません。考え続け、意識を失うことなく目を開き、見続けることで、「私」に閉塞することになります。

強固な8が衝突する16は偶数なので、外に影響が出るのではなく、内側で何かが壊れます。つまり内面で起こる衝撃によって、塔の蓋が外れます。外に出ないうちは、主体と客体が維持され「私は私」でいられるわけですが、外に飛び出てしまうと、主客はなくなり二極化から解放されます。「私」が維持できなくなることは、非常に衝撃的でしょう。

寝ているときの夢の体験は、肉体の外に出ており、二極化から解放された体験なので、肉体依存で生きる人には、どんな夢の体験も衝撃的で覚えていることができないかもしれません。

魚座27度では、惑星グリッドに引っ掛かっている部分が外れ、塔が筒に変わり、外に飛び出し太陽グリッドに飛び込みます。太陽グリッドには個人性がないので、二極化しておらず主客はなくなります。飛び出すと意識は途絶え、まったく異なる意識が働き出します。

16塔で飛び出すと恒星にたどり着き、17星で押し返されるように戻ってくるように、太陽グリッドに飛び込んだとしても、惑星グリッドを完全に切り離すことにはならず、むしろこの筒はグリッドを繋ぐものになるのではないでしょうか。

魚座27度は、本質的意志によって、象徴的で決定的な出来事が起こりやすいと言われますが、それは塔から飛び出すきっかけになるというより、塔から飛び出した結果、明るみになる本質的自己でしょう。

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