ワンド6(2020年12月12日)
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今日のサビアンシンボルは、射手座21度「借りた眼鏡をかけている子供と犬」です。12月11日23:10頃21度に入ります。
子供も犬も、眼鏡をかけている様子には違和感があります。賢くなった気持ちになるような、その気になるような感じでしょうか。子どもの弱視の中には、IQが平均より高く、見たもの聞いたものに過剰に反応するケースがあります。見聞きしたものを忘れることがなく、他者の感情に敏感だったりします。甥っ子がそうでしたが、眼鏡などかけず、見えないくらいがちょうどよいのではないかと思ったものです。
射手座21度は自分のものではなく、借りた眼鏡をかけているので、普段よりも無理をして、分不相応なことをしようとしています。度数の合わない眼鏡は身体を痛めますから、限界を越えようとするときというのは、身体の都合は考えないものです。限界を越えて集中するとき、明らかに体にはよくないことをしていると感じます。
火は常に土を越えようとするので、20度で焼畑農業の話を出したように、種子を覚醒させるには、それまでのあり方を止め、焼き払う必要があります。恒星意識によって、肉体や地上原理に基づく信念体系は焼き尽くされると言ってもよいでしょう。
子どもは受容性の高い、まだ何になるかわからない可能性です。犬は感情を表し、境界線では危険を察知して吠えます。限界を越えようとするとき、感情反応として警戒するということです。どんな環境や心情であろうと、慣れ親しんだものから飛び出そうとするとき、人の感情は瞬時に反応し、変化を恐れるものです。射手座21度の犬は眼鏡をかけてその気になっており、子供を引き留めることなく、一緒に飛び上がる気満々です。
今日のカードはワンド6。6は三角形と三角形が結合したもので、相応しい環境や対象との呼応関係が生まれることを表します。ワンドは火の元素なので、火が火を煽り、燃え上がる様子が目に浮かびます。犬と子供がじゃれ合い、どこまでも遠くに走っていき、気がついたら遠くまで来ていて、家は遥か遠くになっているような。
6の数字が結合するものは、必ずしも環境や人とは限らず、研究対象や客体としての恒星意識の場合もあるでしょう。ワンド6も射手座21度も、留まるつもりは一切なく、興奮と高揚感の中に生きています。20度で恒星意識で満たされる大地ができ、そこは上がることで下りてくる場所として機能します。射手座21度はその場所を使って、トランポリンのように飛び上がりますが、高く飛べるのは、下りてくるものがあるからです。
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