16塔のカード逆位置、ワンドの9正位置(2019年4月3日)
今日は16塔のカードの逆位置とワンドの9正位置です。
逆位置が出たら、補足カードとしてもう一枚ひきます。
塔のカード
16は1+6で7の系統の数字です。または8が二つで16です。
7は奇数で外への積極的な働きかけ、自分の意志を伝えようとします。
16は偶数でその力は内側に向きます。
自分の内面に向かって意志が飛び出すようにです。
そして「硬直した意志」や「自分だと思っている自分」など硬い殻を破ることになります。
なにかが壊れることで新しいものを受け取ることができます。
この硬い殻を破る力は8で溜め込んだ力です。
この力が外からの働きかけとしてやってくるのか、内面の力としてやってくるのか。
外からの働きかけの場合、なにか衝撃的な出来事が起こり、衝撃的であるから殻を破ることができる、ということになります。
信念体系や信頼関係が壊れることなど、今ある形が壊れることで硬くなった意志は力を抜くことができます。
8で溜め込んだ力は影響力のある実際に使える力です。
7までは個人の力が拡散し走り抜けていきますが、8でそれを蓄え圧縮し影響力とすることができます。
「ヤンキーは将来なにか大きなことをしそうだ」と時々言われるのは、16歳でやんちゃする人は8の力が強いということだからです。
16塔正位置なら「天啓」のような上からの作用によって塔が壊れることも考えられますが、逆位置ならやはり衝撃的と共に足が止まったり、足元が揺らいだり、ということが考えられます。
ワンドの9
ワンドは火、9は精神的旅です。
火も9も精神性を表しています。
火は素早く頑固に精神性を重視していきます。
サビアンシンボルを見てみます。
火の元素のサインは牡羊座、獅子座、射手座です。
牡羊座9度「水晶を凝視する人」→「外から全体を見ることで印象や象徴を意味ある形で理解する」
獅子座9度「ガラス吹き」→「自分の意志を世界の内側に吹き込んでいく」
射手座9度「階段で子供たちを連れている母親」→「不思議な力に導かれて階段を昇るように極めていく」
外から内側へ、そして上へと精神が旅をしている様子がうかがえます。
ワンドの9には精神性にこだわるような強固な感じもあります。
今日のサビアンシンボルは「男と女のそばでとぐろを巻く蛇」です。
これは「反対にあるもの同士を結びつける」という意味で、「強固に意志を貫くことで、これまで見ないようにしてきたものに足を止められる」ということになります。
まとめ
16塔のカード逆位置は、思いがけず衝撃的に動きが止められ、それによって硬直化した意志の力が弱まります。
そして精神的な旅が始まります。
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