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14節制のカード(2019年8月1日)

今日は大アルカナの14節制のカードです。

獅子座に入って2回目の節制のカードだけど、今日は新月だから仕方ないかな。
というのも、節制のカードは生命の樹ではティファレトとイエソドのパスに該当します。
ティファレトは自己の中心で太陽、イエソドは気の領域で月、太陽が月に意図を打ち込むのが新月なので、節制のカードは新月のカードと言ってもいいかもしれない。

この気の部分は物質に影響を与えることはないのだけど、すべての始まりには気が先にあって、そこに同質の物質が引き寄せられる、というのが正しい表現だと思います。

肉体が先に存在するのではなく、それを形作る気が先にありそこにパーツが集まるように肉体が形成される。
だから病気は勝手に肉体がそうなっているのではなく、初めに気の領域で変化が起こっていて、ゆっくりのんびり肉体がそれに近づいていく。
「病は気から」の原理はこれです。
気の持ちようでなんとかなる、とかそういう話ではないわけです。
もっと根本的な領域の話です。

なので節制のカードが表す「すべて思い通りになっている」というのは、目の前にある現実的物質的世界は「気に打ち込まれた意図の通りになっている」ということです。
自己生殖です。

夢や理想を気に打ち込むとは、気の器で受け止めなければいけないので、そのように生活を整えることやその気になることが大切です。
なので「節制」ということになります。

夢の現実化や引き寄せの方法の一つに、「思い描いた自分に相応しい場所を作る」ということを教えてもらったことがあります。
例えば、優秀な経営者でもある敏腕のエステティシャンならば、顧客リストが入る棚を用意し、空でもいいからファイルを用意しておく。
そして美に長けた自分が生活するのに相応しく余分なものは処分する。
その環境に身を置いてその気になっていくことで、そういう現実が作り上げられていくわけです。

節制のカードの言う、太陽の意図を打ち込むとは具体的にはこういう感じのことです。

今日のサビアンシンボルは獅子座9度「ガラス吹き」です。
ガラスに良い加減で息を吹き込み形を形成することは、人生を創造することに似ています。
強すぎても弱すぎても思い描いた形は作れないし、そもそも息を吹き込まなければ何にもなりません。
命を自分自身に吹き込むように人生を創造することを表しているし、実際に何か創作することで自分の中の創造性が育まれるとも言えます。

新月でなくても獅子座9度には14節制のカードが相応しいでしょう。

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