カップのクイーン逆位置、ソードのクイーン(2019年3月31日)
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今日はクイーンのカードが2枚です。
逆位置が出た場合、補足カードとしてもう一枚ひきます。
人物カードは意識レベルを表しています。
キングとクイーンは天と地。
天の意志を地が受け取り、ナイトとペイジがそこで創造するというイメージです。
クイーンは地、創造の意志を受け取ります。
カップのクイーンが水の元素であらゆるものへの受容性を表していて、ソードのクイーンは風の元素で分割していきます。
風と水で考えてみます。
水は動きがなくなりそのまま放置しておくと段々と腐っていきます。
風が水面を触ることで水の腐敗は止まるかもしれません。
あるいは、水があらゆるものを受容し放そうとしない場合、風が意志の力で分離させようとします。
反対に風の意志が弱まれば、水の受容性が発揮されます。
分割があまりにもすぎるのであれば、それは硬直した意志となっていきます。
このような場合も水の結合力が助けてくれます。
このようなイメージで考えていくと、「受容性よりも意志の力で天の意志を受け取る」と読めてきます。
カップのクイーンの場合、受信機として上から下への媒体となります。
ソードのクイーンの場合、意志の力で天に集中し掴み取ろうとします。
カップのクイーンがビジョンを受け取るなら、ソードのクイーンは知識や知恵を受け取ります。
今日のサビアンシンボルは牡羊座11度「国の支配者」です。
これは、上に立ち他人へ力を示そうとする意味です。
牡羊座の初めの方の度数は、この環境に馴染むための純粋な意志が働いています。
どこか不慣れで不安です。
力を示そうとするのも、力を示すことで、自分自身の弱気や自身のなさを隠したい、あるいは他人と同じ目線になったら自分の価値がなくなるかもしれないという恐れ、そういう心理が裏に存在しています。
カップのクイーンが逆位置というのは、どこか心もとない、自分や他人への完全なる信頼が揺らいでいるような印象もあります。
そこでソードのクイーンが意志の力で上に立とうとしています。
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