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ソードクイーン(2020年12月11日)

https://www.instagram.com/tanakayukari_tarot/

今日のサビアンシンボルは、射手座20度「氷を切り出す男たち」です。12月10日23:35頃20度に入ります。

火は仕切ることができると、焼畑農業のように土を肥やし、害虫を駆除し、種子を覚醒させることができます。特定の区画の燃やしたいものだけ燃やす火は、すべてを焼き尽くすことなく対象を見極めます。火の精神性や哲学性が大地を浄化し蘇らせます。

仕切るとか区切るのは風の元素の働きです。射手座の火の仕切りは、双子座の風の力によります。16度で入ってきた双子座の力を、20度でものにしたということです。格子状の網目を思い浮かべたとき、線と線に囲まれた場所が、射手座の火が仕切られ満たされる場所です。線と線が交わる点については双子座が詳しく、射手座は点と点を繋ぎ、詳細よりもその意味や意義を引き出します。

点と点を繋ぎ関連付け、普遍的で永遠の知恵を見出すことは、射手座の性質そのものです。線と線で囲まれた場所に満たされる力は、点によって決まります。点では書類を書いたりお茶をしたり仲間が集まり、焼畑が終わるのを待ちます。点は特定の恒星を表し、点と点を結び、線と線で囲まれた場所に意味が生まれます。

焼畑中は営業を中止しなければならない店舗もあり、実際畑は使えなくなるわけで、恒星意識によって満たされる場所の創造は、一旦停止のように見える経過をたどります。

少し話がずれたかもしれませんが、射手座20度は火を仕切ります。焼き払うことで土壌を再生させることは、凝り固まった信念体系を覚醒させます。恒星に基づくロゴスによって仕切られ、彩られていきます。

今日のカードはソードクイーン。射手座20度の氷を切り出す男たちは、いつどんなときでも必要なものを切り出すことができ、それは悪魔のカードの創造行為にも見えます。自ら生み出すことは、何にも依存することなく能動的で創造的です。16度のときに出たばかりのカードだよ、ということでソードクイーンでもよいらしいです。

クイーンは恒星とのつなぎの意識であり、ソードクイーンはロゴスをもたらします。恒星とを繋ぐ剣は天を向き、地上におけるクイーンは自ら動くことはありません。天上の秩序は剣を通してもたらされ、クイーンは植物のように大地に広がります。

ソードを知性や知識と考えたとき、ソードクイーンは集中し推理し、知恵を与える意識だと言えます。恒星にもロゴスにも、イメージや色や音はなく、だけどクイーンが橋渡し役として働くのであれば、ソードクイーンの意識の周りには言葉がちりばめられます。

点と点を結ぶことができ、関連も意味もないように見えるものから、意味と意義を引き出し、貫かれるロゴスによって、恒星へと引き上げる意識がソードクイーンです。点と点を結び関連付けることができるとは、偏見がないということで、偏らない高く広い視点は、点からは見えない意味を見出し、知恵に至るでしょう。

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