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7戦車のカード(2019年7月19日)

今日は大アルカナの7戦車のカードです。

戦車のカードは上から下へと水が流れ落ちるように、一心不乱に目的に向かって突き進むことを表しています。
わき目も降らず進むということは、他の可能性を排除し、目的を選択するということです。

選択し善悪が生まれ、物事は動きだします。

戦車のカードは星の輝く天蓋に守られ、白と黒のスフィンクスの力で進みます。
星の輝く天蓋は個人を超えた力を表し、白と黒のスフィンクスは善悪や二極化したも、選択を表します。
何かを選び進みだすのは、天蓋に守られているからできることで、この力の援護を受けて前に進んでいます。

基本的に上位にあるものを認識することは難しいので、天蓋の目的を真に理解することも難しく、守られていることすら忘れることもあるでしょう。
目的に向かって集中しているうちに、今ある限界を超えていることに気がつくこともあるということです。

今日のサビアンシンボルは「渓谷での嵐」です。
自然の摂理として、守りたい安心や安全、豊かさは、いつまでも維持できるものではないことを表すシンボルです。
維持したいと思っているものは、単に現状に自分を縛っていることもあれば、自分自身がそれに依存していることもあります。
向上心があるならば、離れるべきものであることはすぐにわかるはずです。
今の状態を維持することは、手放すことや向上させることよりも労力が必要なものです。

水をそのまま放置すれば腐っていくように、何かを維持する、変化させずそのままにするには、頻繁に手をかけ、捨てるでも沸騰させるでもなく、変化させるよりもはるかに力が必要です。

このシンボルは嵐が来ることで、思いもよらないものを手放すことになることを表しています。
それはこれまで依存していた環境や人間関係、考え方や感情であり、自分自身が手放してもよいことをすでに知っているものです。
無意識にどこかへ押しやっていたものが嵐となってやってきます。

どうしても思い通りにいかなかったものの理由がわかり、それを手放すことは痛みを伴うこともあるのです。

7戦車のカードは邁進することを表していますが、それは何かを選択し何かを選ばないことを意味します。
真っすぐ前を向いて集中して進んでいると、必要のないものは自然と離れていくことを表しているでしょう。


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