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ペンタクルスの9(2019年4月21日)

小アルカナのペンタクルス9です。
ペンタクルスは土の元素で、形あるものを表します。
肉体、物質、資質、才能、可能性、個性、社会、環境など、輪郭のあるものです。

9は精神的な旅をあらわします。
すでに持っているものを、他のものと共鳴させることで、元型をとどめたまま応用的に発展させていきます。
9の数字を土が表現するなら、目に見えないものを理解しようとするとき、目に見える形で理解しようとします。
つまり、イメージしたものを形にしようとします。
占星術でいうなら、9ハウスが牡牛座、乙女座、山羊座で占められている状態です。

8までに蓄えた力は9で発展しますので、土の元素の場合、より豊かさを求める傾向がでてきます。
「公平であることよりも、自分らしく自分の欲しいものは手に入れるべき、と考える」
「みんなと同じありきたりさを超えてイメージの力で自分を超えようとする」
「人間の作った社会のリズムに合わせるのではなく、より大きな自然の流れに身を任せようとする」
など土の元素らしい飛躍が考えられます。

今日のサビアンシンボルは18:30に「清らかな山の小川」から「電気的な嵐」になります。
「清らかな山の小川」は、牡羊座から牡牛座への上から下への逆らえない流れを表し、持って生まれた資質に意志の火が点った勢いのある状態です。
持って生まれたものは、意志によって点火されなければ活かされません。
春分点からの新規の目的を、自分らしいやり方で現実化しようとする過程に入りました。

ペンタクルスの9が示す「自分にふさわしいものをイメージすることで現実化する」ことは、牡羊座から牡牛座への点火そのものを表しています。

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