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3女帝のカード(2019年8月30日)

今日は大アルカナの3女帝のカードです。

女帝のカードは生産性を表します。
太一のものが陰陽に分割し、また一つに戻ろうとする。
しかし陰と陽が結びつくことで、完全に元の形になることはなく、そこには全く別のものが生まれる。

女帝のカードが表す生産性は、果てしなく生み続け、余分なものも不完全なものも生み出すことになるのです。

例えば、自分の欠落を埋めるため、もう一人の自分と結びつきたい衝動から、パートナーを求めます。
このパートナーとの結びつきは、陰陽が太一に戻ろうとする働きであり、この強い欲望により様々な現実が生み出されるのです。

女帝のカードは、愛と欲望を引き寄せ、生々しい現実を生み出すことに関係します。

今日のサビアンシンボルは乙女座7度「ハーレム」です。
王に仕える巫女や、ディオニュソスとマイナデス、太陽と月。
王や神、太陽に仕える女や月の関係性は、依存的です。
王が求めればそれに応え、女たちは恩恵を受けます。
王は女たちを支配することで、お互いが存在を確かめ合うのです。

ハーレムは、感情のダイナミックな振幅から生々しい現実が生まれることを表しています。
個人では到底手に入れることができないような、大きな力が注ぎこみます。

ハーレムの女は時として巫女の役割を果たし、マイナデスは狂乱の舞を踊り、月は欲望に浸ることで、大きな力を引き寄せることになるのです。

女帝のカードが表すように、陰陽が太一に戻ろうとする、自然で本能的な衝動と強い欲望により、生々しい現実が生まれます。
そこには思いもよらないような、個人を超えた大きな力が注ぎこまれることがあるようです。

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