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17星(2020年7月31日)

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今日は大アルカナの17星。

今日のサビアンシンボルは、獅子座9度「ガラス吹き」です。
9の数字は、その人の肉体が変わろうとも、変化することのない本来性を表し、それが精神性や哲学性、信念や信条を表すことになります。

どのサインの9度も、そのサインの精神性を表します。
獅子座はあらゆる創造に関係するサインで、その本来の性質は、創造の力を吹き込むことです。
ガラスに息を吹き込み形を作る行為は、肉体や物質に生命力を与えることであり、創造の熱によって形を生み出すことです。

牡羊座の魂が牡牛座の肉体に宿るように、獅子座の創造の熱は、次のサインである乙女座で個性を完成させます。
火は土によって消されるのではなく、土に命を与え土の中で永遠になります。

8で箱が完成すると9ではその箱から飛び出すことができ、この箱はちょうど胸のあたりにコンパクトに収まるイメージがあります。
今までは箱の中に右往左往していたのが、箱を心臓のように内包するイメージです。
これが、肉体が変わろうとも変化することのない本来性や自己であり、ティファレトやアナハタチャクラに対応するようにも見えます。
ティファレトからは8つのパスが伸び、アナハタチャクラは上の3つのチャクラと下の3つのチャクラを繋ぎ、上からの4つと下からの4つが重なります。

獅子座8度で、恒星の力によって再構築された信念体系の箱は、今までより大きな箱になり、9度ではその新しい箱を自分自身に定着させるように、自分の真ん中にはめ込みます。
つまり獅子座9度が息を吹き込むのは自分自身で、恒星を地上化するための新しい火を点火します。

17星のカードは8が奇数化されたもので、ため込み蓄積されたものが外に放出され、星から受け取った力を大地ではなく川に流し込みます。
大地は地上原理や土の元素を象徴し、川はエーテル体や水の元素を象徴するので、星の力はエーテル体や気の領域に流し込まれることになります。
川が、肉体が変わろうとも変化することのない本性を表すなら、星の力が注がれ、星の記憶が蘇ります。

カードの絵柄に8つの星が描かれていますが、その星々の構成によって箱のサイズや性質が変わります。
惑星で構成される箱は全惑星意識を表し、恒星で構成される箱は全太陽意識です。
箱が変われば見える世界が変わります。

獅子座が恒星の地上化という創造行為を行う上で、獅子座の第2グループでは地上に働きかけるのではなく、内的にに定着させます。
星から下りてきた下降型の意識として、自己分割のプロセスが始まっているようにも見え、たとえば生き方や生活の隅々にまで恒星の力が溢れて、すべてが自分である、というように。

獅子座8度の恒星の力を受胎した箱は、星のカードの8つの星に対応し、獅子座9度で自分自身に吹き込まれる新しい火は、川に注がれる恒星の力でしょう。

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