濁った夕焼け空

今日君と見た夕日は

息苦しそうなほど濁っていた


あの頃僕らが見ていたのは

大きな空に広がる吸い込まれそうな

とても綺麗な夕日…


その夕日に向かって歌っていたあの頃

僕らには怖いものなんてない

くだらない事で笑って

毎日夢見て…

これぞ青春って感じで…


久しぶりに会った僕らは

あの頃と違った

愛想笑いが上手くなって

怖いものだらけになって

夢って何だっけ?

大人になるってこんな感じ?


そんな腐った心で見上げた空には

悲しいほど濁った夕日だけが広がっていた

まだまだ人生これからなのに

勝手に自分で限界決めてもう諦めてんの?


そうあの頃の僕らが言っているかのようで…

同じ空に広がる濁った夕日が

変わり果てた僕らの心を包むように

優しく僕らに伝えてくれた

怖がらなくていい

自分のやりたいように突き進めと…

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