Tania

鹿児島県鹿屋市に住みながら、ドイツの料理やライフスタイルを紹介する仕事をしています。

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鹿児島県鹿屋市に住みながら、ドイツの料理やライフスタイルを紹介する仕事をしています。

最近の記事

乾杯!

毎年4月に実家の父と父が大学時代に入っていたクラブの試合を観戦しにでかけます。本部席には大勢のOBが集まってちょっとした同窓会のようでみんな楽しそう! 昨日の出かけ際に留守番する予定の母が、”勝ったらお祝いしましょうね、スパークリングワインを買っておくから!”。 今年はお天気にも恵まれ、よい雰囲気のなかレースがスタート。ゴールまで15分はかかるでしょうか。テレビ画面の中継をみんな真剣にみています。接戦のままゴールに近ついてきて、みんなが席から立ち上がって身を乗り出しながらレー

    • クッキングホリデイ in 鹿屋

         今年ははじめて春にクッキングホリデイを募集します。クッキングホリデイとは、私が住む鹿児島県鹿屋市にある家へ遊びにきていただいて、隣にあるタニアキッチンで地元食材でお料理をしたり、お菓子を作ってお茶をしたり、地ビールをのみながらアペロをしたりする、食をテーマにした1泊2日の旅です。鹿屋は駅もなく、どこからも遠いので、わざわざ来ていただく方には、鹿屋に泊まっていただいて、たっぷりと鹿屋を楽しんでもらおうと考えた企画です。今まではなんどか秋にクッキングホリデイを募集し、プライ

      • 道の駅のいけばな

            うちから南に30分くらい車を走らせて30分、根占フェリー乗り場の前に”なんたん市場”という物産館があります。そこで目を引いた花束がこちら!ラッピングだけ解いて、そのまま花瓶に生けました。どんな方がこの花束をまとめていらっしゃるのかわかりませんが、勝手に想像するには、広いお庭をもっていらして、そこにはお花がいっぱい咲いていて、毎朝、お庭にでて気の向くままにお花を積んで、そしてこんな素敵なブーケにしているのかな〜?!これこそ生花ですね!季節のお花を自然の景色に見立ててお部

        • オンライン料理教室

          今年も引き続きオンライン教室を開催することになりました。1回目は2月4日の10::00スタートになります。今月のメニューは写真の”たらのコロッケ”です。いつも参加くださるみなさま、今年もどうぞよろしくお願いします!そして新しいメンバーの方、みんさまウェルカムです!オンライン料理教室の詳細とお申し込みはウェブショップhyazinthen.jpへお願いします。 でも私のオンライン料理教室って料理教師ってうたっていいのだろうか。。。と不安になるときがあります。なぜならば、みなさまに

        乾杯!

          柑橘マーマレード

          鹿児島は今年も柑橘が豊作!我が家の庭の柚子、金柑、サワーポメロ、ハルミも次々と熟れてきてきています。大きなみかん類はそのままにしても特に問題はないのですが、小さな金柑は鳥たちも大好物。熟れていない金柑はおいしくないのでダメですが、鮮やかなオレンジに熟れた金柑は鳥たちがすぐに見つけてしまうので、タイミングよく収穫するのがポイントです。これからは甘夏、タンカンも手に入れたい!と市場などを巡っています。 金柑マーマレードは毎年丸山果樹園さんにB級品を分けてもらって煮込んでいます。丸

          柑橘マーマレード

          地小豆復活プロジェクト

            2年近く前だったでしょうか、大隅の食材をもっと有効活用しようという鹿屋市主催のイヴェントで山下さんと知り合いました。会場入り口付近のブースでレトロな炊飯器で何かを炊いている女性がいるので近づいてみると、”地小豆”のおしるこをの試食をさせてもらいました。香りがよくてお豆の味がしっかりとしていてとてもおいしかった〜。   そして今年のお盆、鹿屋の老舗和菓子店に山下さんのお豆で作ったおはぎがあるではないですか!たくさんの方と力を合わせて着実に夢の実現にむかって頑張っていました。

          地小豆復活プロジェクト

          タイからのお客様

            先月はタイからの団体さまが料理教室に参加されました。お子さん2人と添乗員も含めて13名様、とお教室をするにはかなりの大人数。   メニューをどうしようか?せっかく日本に来られたから和食?できれば地元の食材を紹介したいな〜。どんな方たちなんだろう?食べられないものは?などあれこれ気なって、心配な時は変に張り切って頑張りすぎず、自分が慣れてることをするに限ります。   ということでメニューは鹿屋カンパチのカルパッチョ、キッシュ&サラダ。そしてデザートですが、タイの方は甘いもの

          タイからのお客様

          パッションフルーツジャム

          義理の父の代から仲良くしてもらっている前村果樹園さんは温州みかん、デコポンにポンカン、マンゴーやパッションフルーツなどたくさんの果物を栽培しています。そのまま食べるなら皮が薄くて剥きやすい、ジューシーで香りよいタンカンが一番好き!なのですが、ジャムに加工するならパッションフルーツがお気に入りです。皮を煮てペクチンを取り出し、グラニュー糖とレモン汁を少しだけ足して、つぶつぶの実も加えてジャムにすることで、パッションフルーツの独特の酸味と香りをすべて瓶に閉じ込められるからです。

          パッションフルーツジャム

          クッキングホリデイ

          去年、はじめて開催したクッキングホリデイ、今年も予定しています。このような旅を提案するきっかけになったのは、30年前に通った調理学校ル・コルドンブルーの卒業旅行に行ったイタリア・ツアー。トスカーナの農家に1週間滞在し、午前中は市場へ行ったり、ワイナリーを訪ねたりして、お昼前には母屋のキッチンに集まって、シェフとともにみんなで調理しました。そして庭の木陰に並べた長テーブルに料理を広げ、おしゃべりを楽しみながら時間をかけてお昼を食べるのです。午後は昼寝したり、観光へでかけたり、ピ

          クッキングホリデイ

          避暑

          東京が暑くなるこの季節、母は長野県で避暑することを楽しみにしています。1960年代に建てられた小さなコテージを、元の良さを残しつつ、なるべくお金をかけずに自分が使いやすいように、時間をかけてちょこちょことリフォームしてきました。 部屋を狭くしていて壁を取り払ってオープンにし、畳はフローリングに変えてソファーをおいています。好きな本を並べるための本棚や、お花をいける花瓶は近くの骨董屋さんで仕入れてきます。 先週、母が長野まで行くの東野で車でいっしょに行ってきました。落ち着くまで

          小さなパンBroetchen

          ドイツから戻ってきてあっという間に6週間がたちます。ドイツ滞在みじかすぎたな〜。もう一回食べたいのはBroetchen。ブレッチェンと発音します。Brotはパンという意味で、chenは小さなもの、かわいいものにつける”ちゃん”みたいな意味をもつことばですので、Broetchenとは小さなかわいいパンのことを言います。 どんなパンも小さくすればBrothchenになるのでしょうが、写真ものまんなかの手前にある白いBroetchenが一番シンプルで定番のもの。ドイツにいる間にもっ

          小さなパンBroetchen

          アスパラガスと麹ホランデーズ

          フランクフルトにいるとき、妹がちょっと斬新な料理を出すレストランに連れて行ってくれました。フュージョンとはもう言わないのでしょうがちょっとそんなスタイル。ヨーロッパでは伝統的でない調味料を使って、ヨーロッパ伝統料理に味付けをし、盛り付けは和を連想させるようなクリーンでシンプルなスタイルでとてもきれいでした。でも食事の量は一般的なドイツの量で、食べきれないくらいの大盛りでした。 私が食べたのは写真のグリーンアスパラガスのグリル。前菜メニューでしたが、メインにしてもらいました。ソ

          アスパラガスと麹ホランデーズ

          マイン川のほとり

          東京からシンガポール経由で、フランクフルト市内のホテルについたのは夕方の7時頃。妹に”着いたよ”と連絡をしたら今から会おう!と誘われ、出かけることに。ホテルからマイン川まで歩いて2−3分、そこから歩道橋を渡ってで対岸へ。上の写真がその渡ったほうのMuseums Ufer(ミュージアムの岸)と呼ばれる川沿いの道です。夜の8時とは思えない人出です。こちらは川の南側で夏はかなり遅い時間までお日様が照りつけるので、みんな日向ぼっこをしながらおしゃべりを楽しんでいます。ピクニックを持っ

          マイン川のほとり

          初夏のドイツ

          久しぶりに来たドイツはやっぱり遠かったー。 気候のよいこの時期に来るのもまた久しぶり。人々の楽しみは暖かい気候を満喫することなので、散歩したり、カフェのテラス席に座っておしゃべりを楽しんだりして、街の雰囲気がとても明るく、冬のドイツとは印象が違います。 歩き回って目につくのがきれいな花々!ここのバラは建物のピンクに合わせて選んだのかな?

          初夏のドイツ

          旅の準備

          旅が始まる1週間ほど前から、部屋の片隅のあまりじゃまにならないところにスーツケースを置いておきます。そして生活をするなかで”あ!これは持っていかなきゃ”と思ったものをどんどん投げ入れるのです。ちょっとお行儀悪いですが、長年、こんなスタイルで旅の支度をしています。 いろいろ思いついても、横着でメモをしないのでなんでもすぐに忘れてしまいます。日常生活でも外出時に持っていくのものを忘れないようにと、とにかくなんでも玄関に置いておきます。 旅の話に戻りますが、あちらのお天気や気温はど

          旅の準備

          Kaltes Essen

          ドイツでは夕食を軽く済ませる人がとても多く、そんな軽食のことをKaltes Essen、冷たい食事とよびます。冷たい食事というと冷蔵庫から出してきて冷え冷えとした食材がテーブルに並んでいる印象を持っている人がいますが、全てが冷たい必要はありません。スープが添えてあったり、軽く火を通した食材があっても冷たい食事。ポイントは主食が”じゃがいも”ではなく、パンであること。日本人なら1日に一回は炊き立てのご飯が食べたい!と思うようにドイツ人は1日に一回は茹でたてのじゃがいもが食べたい

          Kaltes Essen