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本当にやりたいことをみつけたい②|起業1年目

自分のことなのに、どうして「振り返る」という作業は、こうも時間がかかるのか、、、ぱっと「思い出す」だけだったら、すぐできるのにね。

ブランディングを生業に起業して3年目を向かえる私haruが、ビジネスを一から再構築して、新たなスタートを始める過程を、そのまんまお届けします。

初見の方は、上記から読んでいただくとわかりやすいかもです。

今回は、起業した2021年1月~のことを書いていきます。



マーケティングと、もう一つ

マーケティングのお手伝いをやっていく内に「はるちゃんって、こういうことできるんや」と、友だち界隈に認知されるようになりました。すると、自営していたり、私と同じくやりたいことを探している友だちから、自然に相談してもらう機会が増えてきました。

「やりたいこと」といっても、趣味を探しているわけではありません。
「やりたいことをみつけたい=好きなことを仕事にしたい」という目標を持つ人は、私以外にたくさんいました。

「自分のことなのに、何をすればいいのかわからない。」
この悩みって、めっちゃ苦しいわけじゃないけど、生きることに力が入らないというか、活力がでないというか、、、
私もけっこう悩んでいたのに、ある友だちから「私のやりたいことをもっと深ぼって探してほしい。どうせならグルコンみたいに、みんなでできる形にできない?」とリクエストをもらったんです。
不思議な感覚でした。
言われたときに、それをやっている光景が一瞬でみえて、まるで元々考えてたみたいに。
不安もなにも「ああ、できるな」と即答しました。

2020年12月の出来事です。

フリーランスがはじまっちゃった

満を持して、というよりはぬるっと。
2021年の年明けから、フリーランス生活がはじまりました。
なぜこのタイミングだったかというと、上記のグルコン案件と別に、もう1件リブランディング依頼を頂けたから。これも何となく話していた時に「やってくれない?」と言ってもらえたハッピーサプライズ!
うれしい。本当にうれしかった。
なので自然と、「全力でやりたい。っていうことは、これバイト辞めるタイミングやん!」って感じで、辞める日が決まった感じです。

もちろん将来設計なし!これは今もないかも(笑)


未経験なことの、はじめかた

リブランディングのお仕事は、経験上自信もあるし、イメージできる。
問題は、「人のやりたいこと探し」。探せた経験もなければ、そういった知識ゼロな中で、どうやって形にしていこう?

当時の頭のなかは、

やりたいことがみつからなくて困ってるときに、「この人に頼んだら、みつけてくれるかも」と思ってくれたってことは、なにを期待してくれてる?
そんで私も、やりたいことがみつかってない。

ん?
なんで本人は探そうとしてるのに、みつからないんだろう?
みつけたいのに、みつからないっておかしくない?
世の中にでてるサービスには「みるかる方法、ノウハウです」って言ってるのに、実際は「みつかっていない」私たち消費者がいる。変なの!

この疑問は、いまも色んなときに顔をだします。
本屋さんやYouTubeにごまんとある「自分の探しかた」情報。見る度に「ほんとうに?」って思っちゃう。
買ったらみつかると思って買うんだけど、んん~、私はみつからなかった。

そりゃあ「本に書いていることを、真剣に取り組まないあなたが悪いんだ」と言われたらそれまでですが、そんな挑発的な目的で本つくったわけじゃないよね?って(笑)

ワークシートもので、過去の思い出をたくさん書いたり、思い出すことで「ああ自分ってこんな人間だったんだ」っていう自己理解はわかるんだけど、その出来事が、いまの自分にどうつながっているのか、影響を及ぼしているのかがイマイチわからない。

同じ人間なんだから、過去といまをつなげるものが、あるはずなんだけどなぁ。
自覚してる、過去といまの共通点・・・「好きなもの」とかどうだろう?
コト・モノじゃなくても、「こういう時間好きだなぁ」だったら、私もでてくる。

実際に、自分で何度か書いてみて、「これならいける」と思って決めました。まだ名前もついていなかった、赤ちゃんサービスの誕生です。
のちに「自分史起業」という名前がついたあと、現在は「自分史セッション」に改名。
名前は変われど、内容は一切変わっていません。やればやるほど、「このやりかたしかない!」と思える。愛おしいやつです。


二つに共通していたこと

ひとりで仕事していくようになって、よろこびが何倍にもなったことがあります。

私は、友だちの話しを聞く時間が好きでした。
正しくは「聞くこと」のひとつ前。「私に話そうと思ってくれたこと」が、もう、話を聞く前からうれしくって。
それに内心喜んでいると、「私はこう思う」みたいな自意識が消えて、聞くときは頭の中がとても静かになります。
あるのは、話してくれるひとの声だけ。
そのことに全身で集中する時間が、生きてる時間の中で、一番気持ちがいい。断言できます。

そんな気持ちいい時間をくれるからには、私ができることを全力でやりたい。相手が「はるちゃんに言ってよかった~」と思えること、全て。文字にすると抽象的すぎるんだけど(笑)
この気持ちが、全部のお仕事の根底にある。

このよろこびは、やりがいのあった前職でも得られなかった経験です。
たくさんいる人達の中で、わざわざ私を選んでくれたこと。
なんて贅沢なんだろうね。


全力疾走の弊害

1月からフリーランスになって約10ヶ月?
ブランディング、マーケティングを中心とした長期サポートの依頼を、計11件、「やりたいこと探し」のコンテンツは、人が人を呼んでいただき、30名を突破していました。
どちらも安くないコンテンツなのに選んでくれて、そのうれしさから「もっとよろこんでもらうには?」と、加速を速める。求められてもないのに(笑)

私は、息切れしていることに気づかず、走り続ける足の止め方がわからなくなっていました。

なんでそう思うかというと、当時のことをあんまり覚えてないんです。
参加してくれた方のワークシートや感想など、残っているものを見直していて、「こんなにも忘れているのか」と、ちょっとショックなくらい。
あの頃の私には、一瞬一瞬を堪能する余裕がなかったんだなぁと気付かされました。

自分で自分を追い込んで、疲弊して、気付かないふりをして走って、、を繰り返していくと、お仕事も自然と縮小していきます。


心を取り戻そう

キッカケも思い出せないくらい、疲れていたんだと思います。お仕事が縮小しきったとき、もう一度派遣をはじめました。
自分の仕事について、一切考えなくても大丈夫な環境に身を置かないと、やりたくて始めた仕事をきらいになりそうでした。
たまたま、以前働いていた派遣会社から「最近どうですかー?」と連絡がきたので飛びついた気がします。

いま思うと、起業したあとで会社に勤める経験ができて本当によかった。会社勤めのイメージがガラッと変わってたんです。「こんなに楽していいの?」って(笑)
「いわれたことをやる、だけでお給料もらえるってさいこーやん!」って本気で思いました。コロナ化であったこともあると思います。不安定な世の中で、会社勤めの安心感はやばかった。

このフリーランスお休み期間は、起業してた2021年の秋から2022年春まで続きます。しかし、このままフェードアウトすることなく、また再開することができたのは、有難いことに、お客さんがゼロになることがなかったから。

「一人いる」ことの大切さ。
一人いるってことは、ゼロじゃないんです。可能性があるんです。

だから、こうして続けてこられているのは、関わってくれる人のおかげ。
ほんとうにうれしいことです。


次回は、起業2年目のお話しを。
すごい展開になります(笑)

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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