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コラム「宿題の大切さとは」


今日は娘の小学校の教育面談でした。教育面談では、娘の小学校での最近の様子について先生から説明がありました。

実は私の娘は一時期、体調を崩して、大きな理由がないまま不登校気味になりました。それから、少しずつ学校に通うようになりました。

迎えた今日の面談。新学期になったら、きちんと毎日登校するだろうかとほんの少しの心配でしたが、先生からはすごく頑張ってますよー、とおっしゃっていただきました。

例えば宿題。娘は宿題が苦手で、昨年はなかなかやる気が出るまで時間がかかり、私が、さあやろうか、と声をかけるとある時は
「宿題は何のためにあるのか?どうしてやらなければならないのか」
そういう質問をされました。私はそんな事考えた事もなかった。ただ、疑問にも思わず、出されたからやるだけそんなふうに思っていました。

「宿題をやる意味は!」

そんな風に意義を唱え疑問を投げかける娘を尊敬しました。さて、狼狽えた私は宿題の意義をネットで調べて娘に答えたものの(調べると大半が家での勉強習慣を身に着ける目的、との事でした)、娘は納得がいかな様子でした。それからは渋々ながらも何とか宿題をこなした感じだと思います。

ひとつ学年が上がり、近頃の様子。
宿題も自発的にやるようになりました。忘れ物などもないか前日に確認したり、昨年とは大きな変化がありました。宿題も調べて解いたり、決まった時間に終わらせるようになりました。昨日の宿題はそういえば娘は私に
「分からないから途中まで解いて、残りは先生に聞いてみる」
と言っていました。その事を先生に聞いたところ、娘は難しいところは、分からないところをメモして先生に聞いて解決したそうです。

その話を聞き、子供の成長ぶりに感動したのと、先生が教えてくださった宿題の大切さが結構胸に響く内容でした。

宿題は解く事が目的ではない、疑問を知るためにやる意味もある、というのです。つまり、解けない時に、何が分からないのか気がつく事が大切なんだそうです。

この事は、大人にも通ずるものがあるだろうと思いました。疑問を知ること、気がつくこと、そして解いて答えを出すことも大切ですが、分からないなりに先生に聞いたり、話したりする事も、実は宿題を完成させるプロセスになっている。

「宿題」への対応は、人それぞれで良い、課題への取り組みはみんな同じではない。宿題に向かう姿勢こそが本来の目的かもしれないなあと感じました。

だとしたら、声に出す、というのは本当に大切な事なのかもしれません。すごく心が軽くなった本日の学びです。

(MacBook)

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