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生誕45周年記念文庫 爆誕

それまで小説を書いて出版社の新人賞に応募してみても箸にも棒にもかからなかったので、我がで形にするしかない、と思ったのが2017年でした。
45歳になるし、明日死ぬかもしれないし、生きた証に製本して友達に配ろうと思ったのです。

幸いなことに、わたしが所属しているラクロスのクラブチームに
編集・デザイナーを仕事にしている岡田亜衣さんがいますので、彼女にイケてる表紙をデザインしてもらうことにしました。

ポストカード的に飾ってもらえるくらいのイケている表紙を作ってください!と。

岡田さんには、小説をときどき読んでもらっていたので、
「本の形にしたいねんけど表紙デザインと文庫本の形にする編集の仕事、請け負ってくれへんやろか?」とお願いしたら、
「やったるやったる!」と快諾してくれました。
お仕事としてお願いしたので、デザイン料も提示し、その金額でOKしてもらいました。たぶんですが、だいぶ安いです。
友だち価格に甘えました。

「友だちに配る(=無料)」
と思ったのですが、
小説をお金にしてみたいという願望もありましたので
(プロの小説家になる、というのが最終目標なので)
販売価格は1冊500円という金額に一応してみました。

友だちは、たいていわたしが小説を書いていることを知っていましたし、
新人賞も取れていないこと、
しかたなしに別の仕事をしていること、
を知っていたので、
「自費出版で本を出す」と言うと、ありがたいことに「買う」と言ってくれました。
2017年7月8日 45歳の誕生日に処女文庫本「うてるす」爆誕しました。
45歳の自費出版小説家も爆誕しました。
文庫本があるおかげで「小説家」を名乗れるようになりました。
インディーズ小説家って言ってみる。…なんかかっこよくない?

2017年発刊当初は「あ、言うても自費出版やけど…」ともごもごしながら友だちに作品を差し出していましたが、
3冊目出したいま、さらに本の即売会で買ってもらった経験を得てから、
平気で「小説家」って自己紹介しだしました…。

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