ブックスオカムラの営業報告

小説を書いています。 作品をどう知ってもらうか、どう買ってもらうか。 ひとり営業部員の…

ブックスオカムラの営業報告

小説を書いています。 作品をどう知ってもらうか、どう買ってもらうか。 ひとり営業部員の報告書上げていきます。

最近の記事

カフェがプラットホームですねん

広報活動として自費出版本を友達が経営するカフェに置いてもらうということを覚えました。 「自費出版でどこまで行けるか」 というチャレンジへの2歩目となりました。 1歩目は友達に配る=直接自分の手から、友達の手へという流通形態。 2歩目はカフェやバーをプラットホームにして、そこへ来るお客さんへ知ってもらう広報形態。 そういえば、1作目「うてるす」のときは、茨木市にあるbelta(ベルタ)というワインバーに置いてもらっていました。 「無料で差し上げます」「地元の作家です」というヴ

    • 作品を広めるって何だろう

      自費出版②作目「つきのなみ」をひつじ茶房に本を置いてもらう意図は、 広めたいからでした。広報活動が目的でした。 一人でも多くの人に読んでもらいたい。 自分ちに置いておくよりは、お客さんが毎日やってくるひつじ茶房に置いてもらったほうが、読まれる確率は高まるから。 もし、読んだお客さんが「ほしい」と言ってくれたらラッキー 更に「お金払う」と言われたら奇跡♪ くらいの感覚で、 カフェに来るお客さんのどなたかが本に手を伸ばして「読んでくれる」ということがゴールでした。 「20冊も

      • なにかとなにかのタイミングがぴたーっと合う

        2作目「つきのなみ」の販売に関する話の続きです。 部屋の片隅に積み上がる文庫本を25冊ずつ包んだ茶色のカタマリ4つ(100冊)。 そのうち20冊は、表紙デザインもしてくれた岡田亜衣さんが店主の「ひつじ茶房」(神戸岡本)に置いてもらうことになりました(残り80冊)。 ひつじ茶房は、もともと店内に「ご自由にどうぞ読んでください」というように絵本や文庫などが置かれています。 押し入れの下みたいなこじんまりしたスペースもあって、そこで読書するときの楽しさたるや。集中できるし、空想も

        • ペイペイ初挑戦

          自費出版2作目「つきのなみ」が文庫本に仕上がったのは、2021年1月8日でした。 前作「うてるす」は45歳の誕生日を刊行日とするゼ!とこだわりがありましたが、2作目は特に「いつ」というこだわりがなく、できたときが発刊日と思っていました。 奥付には「2021年1月発刊」とだけ書いてあります。日付の記載なしです。「いつでもいい」の精神が出すぎですね。 でも、いま「1月8日」と言ったのは、3作目の発刊日が「2023年9月8日」だったので「8日」でそろえたろ、って思っているからです。

        カフェがプラットホームですねん

          お金の話します。

          処女文庫本「うてるす」 印刷代+デザイン料=約100,000円 部数 200部 1冊500円で買ってもらった冊数は105冊 売上 500円×105冊=52,500円 経常利益 △47,500円(残り95冊は差し上げた) 5万円も小説家したんだなぁ…。という「売上高」5万円に意識がいくよね。 赤字? あ、気にしてねぇっす。 200冊はわたし以外の人の手に渡ったこと(広報活動)と そのうち105冊は買ってもらったのだという事実がわたしの「小説家心」を満たしますので。 ただ!

          生誕45周年記念文庫 爆誕

          それまで小説を書いて出版社の新人賞に応募してみても箸にも棒にもかからなかったので、我がで形にするしかない、と思ったのが2017年でした。 45歳になるし、明日死ぬかもしれないし、生きた証に製本して友達に配ろうと思ったのです。 幸いなことに、わたしが所属しているラクロスのクラブチームに 編集・デザイナーを仕事にしている岡田亜衣さんがいますので、彼女にイケてる表紙をデザインしてもらうことにしました。 ポストカード的に飾ってもらえるくらいのイケている表紙を作ってください!と。

          生誕45周年記念文庫 爆誕

          作品紹介③小説「たゆむ糸」

          「たゆむ糸」は作品②「つきのなみ」の続編です。 「つきのなみ」は大阪が舞台でしたが、「たゆむ糸」は名古屋が舞台。 登場人物は、前作と同じ紫乃・野村・直樹の三人に加え、麻衣という紫乃の友達も登場します。 生まれ落ちたその日から「親」とか「家族」とかというものが付いてまわります。そこは本来生きるための砦のはず。 親に委ねられた命と心は守られてきたのか壊されてきたのか。 もし、壊されてきた日々だったとして、大人になった登場人物たちが自分たちで「幸せ」を見つけ出し、生み出し、手にでき

          作品紹介③小説「たゆむ糸」

          作品紹介②小説「つきのなみ」

          「つきのなみ」は満月の夜に月光が屋根瓦に映って、それがまるでつきのなみのようだと主人公・紫乃が思ったことから付けました。 主人公・紫乃と公認会計士野村、そして紫乃の夫・直樹、3人の物語です。 同じ税理士法人で働く野村のことを、紫乃は「同じ心の痛みを抱えている人だ」と彼に興味を抱きます。 紫乃は、少年だったころの野村に向けて手を伸ばします。 自分がほしかった暖かな手のぬくもりを彼に差し出すことで、自分も救われるのだと信じて。 2021年1月8日刊行 「つきのなみ」を刊行した2

          作品紹介②小説「つきのなみ」

          作品紹介①小説「うてるす」

          「うてるす」とは、子宮という意味のラテン語uterusです。 女性だけが持つ臓器。 産むの? 産まないの? それとも、わたしたちは産めないの? 生き物を育む臓器、子宮。 家族に悩む女性2人が主人公です。 2017年7月8日刊行 おかげさまで在庫がなくなりましたので、年明け2023年1月半ばに刷り直して販売しようと、デザイナー兼編集者の岡田さんの手が空くのを待っているところです。 1冊500円をキープするために、刷り直し分は表紙カバーをなくしてみようと思っているのですが、それ

          作品紹介①小説「うてるす」

          作家やらしてもろてます。

          ブックスオカムラと申します。 これまでに本の形にして販売している作品としては、 ①うてるす ②つきのなみ ③たゆむ糸 の3冊があります。 すべて販売価格は800円(税込)です。 どこで買えますか?という問い合わせは一度ももらったことはありませんが、 倉敷にある「蟲文庫(むしぶんこ)」さんに置かせていただけたので、 そちらへ足をお運びください。 あとは神戸市岡本にある「ひつじ茶房」と 大阪市谷四にある「RETTE」にも置かせてもらっています。 ネット販売はいまのところしないです

          作家やらしてもろてます。