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ペイペイ初挑戦

自費出版2作目「つきのなみ」が文庫本に仕上がったのは、2021年1月8日でした。
前作「うてるす」は45歳の誕生日を刊行日とするゼ!とこだわりがありましたが、2作目は特に「いつ」というこだわりがなく、できたときが発刊日と思っていました。
奥付には「2021年1月発刊」とだけ書いてあります。日付の記載なしです。「いつでもいい」の精神が出すぎですね。
でも、いま「1月8日」と言ったのは、3作目の発刊日が「2023年9月8日」だったので「8日」でそろえたろ、って思っているからです。

さて、2021年はコロナ禍2年目でした。
感染拡大防止のために緊急事態宣言が出たり、解除されたり、の繰り返しで、簡単に友達と会うことができませんでした。
解除されても、友達が医療従事者だったり、子どもやお年寄りと関わる仕事だったり、家庭に小さな子どもがいたり、などしたら会うことは避けられます。
販売経路という視点のみでものを言うと、唯一の販売経路が絶たれているわけです(友達と会えないのは寂しかったし、でも感染拡大防止のためには耐えなくちゃいけないし辛いよぅ…と人としての感情はちゃんとあったよ)

直接会えないなか、
SNSで「2作目出たよ」と書き込んだことで、SNSで繋がっている友だちからは「送ってー」と反応してもらってはいました。
支払はどうするか、ってなったときに、
一人の友だちから「ペイペイで払う」と言われました。
それまでは「怪しくね?」と避けていたペイペイでしたが、相手がそれで支払しやすくなるなら、と手を出してみました。
ちゃんと送金されてきました。
すごっ!文明の利器!!と感動しました。
現在ペイペイ3年目ですが、日常の買いものはほとんどペイペイで払っています。すっかりペイペイが日常になりました。

で、決算報告いたしますと、
印刷製本+デザイン料(200部) 100,000円
2021年の1年で100部が手元から離れました。
そのうち40部はお買い上げいただきました。
40部×500円/冊=20,000円
20,000円の書籍収入(売上高)を得ました。
ありがとうございました。
はい、経常利益△80,000円。
また赤字。
でもいいの。本にすることこそが大事だったから。

その後2022年では、100部からまったく動かなくなりました。
直接、宣伝・手渡しできないからです。
3作目「たゆむ糸」を書いているところだったのですが、
「つきのなみ」が100部残った状態で
「たゆむ糸」を200部刷るんか?
となったとき、ぞっとしました。
書いて刷って在庫、書いて刷って在庫が今後も続くやんって。
友だちに買ってもらうにも限界があると思いました。
が、友達以外の販路をどう広げていいのか分からない。
SNSで紹介しても、どこぞの誰とも知らない自費出版小説家の本なんかほしくない。
続く

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