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育休を取るのに心理的安全性は必要か?

結論、必要と思ったという話。
(※ 心理的安全性とは・・・チームにおいて、他のメンバーが自分が発言することを恥じたり、拒絶したり、罰をあたえるようなことをしないという確信をもっている状態であり、チームは対人リスクをとるのに安全な場所であるとの信念がメンバー間で共有された状態(参照ページ))

僕自身現在育休を取得中だ。別に男性が育休を取得する事が正義だとは思わないし、女性だからと言って決まった期間取得しないといけないとも思わない。要はケースバイケースで対応すれば良いと思う。
当然多忙を極める人や仕事現場によっては取得できるイメージが湧かない人もいるだろうし、無理して取れば良いというものでも無いと思う。

男性育休の取得率と復帰後の立場

2020年度の男性の育休取得率が12.65%で過去最高ではあったが政府目標の13%には届かなかったという。また現時点では諸外国に比べて取得率は低いが、今後の目標を30%としているらしい。

今後男性が育休を取得しやすくなっていくのは個人的には良いと思うのだが、先日気になるニュースを観た。

ニュースの特集では「育休取得の相談を上司にすると露骨に嫌な顔をされた」とか「復職後のポジションが育休前と比べ悪くなった」など、所謂冷遇されたという話だった。

また、別件だがとあるIT会社の役員の方と話す機会があって、その方も社内では男性の育休取得を推進してるという。
男性メンバーから妊娠・出産の報告が入ると、その役員の方は素直に「おめでとう!育休取りなよ」と言うらしいが結果的に誰も取得しないと言う。

そこで僕はなんでだろうかと考えた。

育休が取得できる環境よりも心理的安全性

育休が取得できる環境が整っているのに取得しないのは、環境の問題ではなく下記のような心理状態からくるものではないかと思えた。

・休む事で職場の人達に迷惑をかけたらどうしよう
・もし育休取得の報告をして職場で嫌な顔をされたら?
・復職後に冷遇されたら?
・育休取った事で立場が悪くならないか?
・育休入ったらどのように家庭と向き合ったらよいか分からない。
・仕事といっていつもの日常を送る方が楽だ

などなど…。何度も言うけど別に取得するのが正義だというつもりはない。
ただ、仮に上記で挙げた事が当てはまるとすると、育休が取得できる環境で、本人も取りたいと思っていて、会社の偉い人も取りなよ。って言っていても結局育休取らなかったという事態はあり得るだろうと思ったのだ。

僕はお陰様でスムーズに育休を頂く事ができたけど、前述したように冷遇したり、相談時に嫌な顔をする会社がまだまだ日本にはあると思っている。

これからは減っていくだろうけど、そういう会社があってそのような話を噂レベルでも聞いた結果、本当にそんな事にならない会社に勤める人でもネガティブなイメージが先行して不安になる事で相談するにできない人がいたらそんな二次災害はもったいないと思ったのだ。

実際に育休を取得した僕の場合、妻が第二子出産に伴う入院期間中に2歳の息子と暫くワンオペを経験したけど、結構大変で仕事に戻りたいと思ったw

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