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フグタ社長業務日誌『右肩下がり』

このシリーズは2007年9月~2008年9月まで1年にわたる、福田康夫総理の「首相動静」を基にしたフィクション(パロディ)です。※巻5は自2008年2月1日~至2月28日。

フグタ社長業務日誌(巻5-7):2月26日(火)

 昨日夜、韓国出張から帰ってきた。今日は少しゆっくりしたいが、そうもいかない。午前7時40分出社。早朝から社長室課長とスケジュールの打合せ。8時31分、取締役会。
 午前9時4分、来期予算会議スタート。今日も一日会議だ。しかもイシヤブ君が軍艦のプラモデルをどこかでぶつけたとかの件でごたついている。午後5時10分、とりあえず今日の会議は終わり。

 午後5時49分から6時20分まで、特別応接室でモンゴルからのお客さんと会う。福利厚生の一環として相撲部の夏合宿の件など軽く打合せ。
 午後7時17分退社。同18分社宅着(1分で帰宅だ)。韓国からの土産があるので、部下たちがやってきて一緒に晩飯を食う。マチムラ君もキムチのニオイにつられてついてきた。

 話題は何となく、昨日出た恒例の社員アンケート調査の結果。好感度がまた下がった。というか社長就任以来ずーっと下がりっぱなしだ。ついに3割を切って、28.7%と、前回調査(1月)の36.6%から一気に7.9ポイント下げた。
 「28.7もあれば御の字ですよ、TBSなんか20超えたら万々歳で社長賞も・・・」とマチムラ君。
 それは視聴率だろ。しかも私は社長だ、社長が社長賞をもらってどうする?

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注:
好感度調査の件は下記のリンク『フグタ社長業務日誌(巻3-11)』でもご確認ください。
※『フグタ社長業務日誌:右肩下がり』は、ブログ『tanpopost』に2008年2月27日 付けで掲載したものです。


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