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コンプレックスと共に生きていく。

コンプレックスは誰もがきっと持っている。

そういう私もその一人。あげたらキリがない。

そんな私のコンプレックスの1つは「話すこと」。

緊張するとかみかみになってしまったり、吃ったりしてしまう。
それが出ると聞き返されることも多々ある。

昔は、自分ではちゃんと話したつもりなのに
相手に誤って聞こえてしまうこともあった。
そんな思い出は友人に今でもいじられるネタになっている。

そんなもんだから、
人には「話すことが得意でない」とお話しする。

そんなことないですよ、と言ってもらえるし、
確かに昔に比べれば全然マシなのだが
一度出てしまうと「やっぱりダメだ」と思ってしまっていた。

そんな私が仕事でイベントの司会をやることになった。
「大丈夫かな」と思いながら
失敗しないように原稿を作り、話す練習をした。

迎えた当日、緊張して声が震えた。
かみかみになってしまったが、社内のメンバーがフォローしてくれたおかげで途中からスムーズに話せるようになった。

イベントが終了後、かみかみになってしまったことを反省していたら
参加者の方から「司会よかったです」と言っていただいた。
「かみかみでお見苦しくてすみません」と言った直後にだ。

よくよく聞いてみるとかんだことについては
思ったより肯定的な方が多かったこと、
そして特に褒められたことが「自分の声」だった。

「いい声だった」「聞きやすかった」と
言っていただけることが多かったのだ。

「話すこと」がコンプレックスな私は、
話し方が原因で「聞き取りづらい」声だと思っていた。
でも、実はそうでないらしい。
そのことに気づかせてもらえてとても嬉しかった。

今回は肯定的なコメントをいただいたが
いつまでもこの状態でいていいのかと思うときも正直ある。
だけど、その都度ベストを更新していこうと思う。

きっと今後もコンプレックスと思っている部分が
出てしまうこともあるだろう。

だけど、今回いただいた言葉が
自分の背中を押してくれているから
前より前向きに行けそうだ。

コンプレックスよ、
これからも共に生きていこうではないか。

おしまい





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