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中国語学習の検定試験はHSKがおすすめ

中国語勉強中

なんとなく気になっていたので、昨年末から少し本腰を入れて中国語学習に向き合うことに決め、去年の12月にHSK2級、そして先月HSK3級を受験して合格しました。
今回の3級の試験の点数は合格ラインギリギリでした。やっぱりリスニングが弱かったです。正直言って試験中も何言ってるのかわからない問題もありました。
漢字なので、読むのはなんとかなる。

HSK3級の試験から問題文にピンインがなくなるので、ピンイン付きで勉強していると試験の時に戸惑います。作文のところは、選択問題だけでなく実際に漢字を書かないといけないので、普段オンラインやスマホで勉強していると、漢字が書けなくなって焦ります。たまには漢字を書く練習もした方がいいです。

試験の傾向をつかみながら勉強するには、Courseraの北京大学のHSKコースで勉強するのが効率的だと思いました。特にテキストも買っていません。

Learn Chinese: HSK Test Preparation HSK 1-3

Courseraの北京大学のHSKコースは英語で行われるので、英語の勉強にもなってお得です。それから毎日の学習としてDuolingoで少しの時間でも中国語に触れるようにしています。CourseraとDuolingoだけでなんとかなるものです。

ちょっと中国語がわかるようになると、中国語のニュースやウェブサイトの内容がなんとなくわかってくるので、海外の情報を集める普段の仕事にも多少役立つようになりました。また新宿や上野を歩いていて中国語だけの看板が読めるようになってきます。

ただしHSK3級合格したからといって、話せるわけではありません。
以前チャレンジした中国語会話レッスンは今はお休み…。

ここ最近は中国自体もさらに発展していて、影響力も強くなり、中国語の学習者が増加している現代。そのような背景の中で、中国語の能力を証明するための試験もいくつか存在します。
特に日本では「中検」、世界では「HSK」という試験が有名ですが、どちらを選ぶべきなのでしょうか?というのを今回書いてみたいと思います。

結論を先に言うと自分はHSK推しです。

中検(中国語検定試験)について

中検の主なポイント

  • 日本での普及率:日本国内での中国語学習者にとって、中検は非常に人気があります。日本独自の試験で、内容も日本人向けにアレンジされています。

  • レベル分け:初級から上級までのレベルが設定されており、初学者から上級者までの幅広いレベルの人々が受験可能です。

  • 試験内容:文法、読解、リスニングなど、基本的なスキルが網羅されています。

これまでは中検が中国語学習の試験では一般的だったと思います。本屋さんにいけばいっぱいテキストもあって勉強するのにはとてもいい環境です。
日本国内での認知度が高く、特に日本の企業や教育機関での就職・進学を考える場合には有利です。
けれども中検は日本だけの試験なので、もしかしたら海外向けの履歴書には通じないかもしれません。そこでHSK。

HSK(Hanyu Shuiping Kaoshi)について

HSKの主なポイント

  • 国際的認知度:HSKは、中国国外での中国語の試験としては最も有名であり、多くの国で受験されています。国際的な認知度が高く、海外の企業や教育機関でも受け入れられています。

  • レベル分け:1レベルから6レベルまであり、初学者から上級者までのニーズに応えられるよう設計されています。また他の言語とのレベルを比較されていて学習者のレベルがわかりやすい(後述)。

  • 試験内容:読解、リスニング、作文など、実践的なスキルが要求されます。

HSKは、国際的な認知度が高いため、海外での就職・留学などの際に有利。また、中国本土の大学への入学を考える場合、HSKのスコアは必須となる場合が多いようです。最近は国内のHSKの受験者数が中検の受験者数を抜いていて、ますますHSKが注目されると思います。さらに初級のHSKは中検ほど難しくないので、試験を受けるハードルが低いです。中検は初級でもわりと準備しないといけない感じがします。今回のHSK3級は中検4級レベルです。

それでも、初級でも入門レベルでも試験に通れば自信がついて、中国語のことが好きになります。

HSKはCEFRとの比較ができる


HSKホームページから

CEFR(Common European Framework of Reference for Languages:ヨーロッパ言語共通参照枠)とは、言語の学習、教授、評価のためのガイドラインを提供するために、欧州評議会(Council of Europe)によって策定された国際的なレベル分けです。CEFRは、言語習得の進行度合いを示すための共通基準として、ヨーロッパを中心に多くの国で利用されています。ざっくりとAレベルが初級、Bレベルが中級、Cレベルが上級で、Bレベルあたりから仕事に使えて、海外の大学に入るにはCレベルが必要とされています。

中国語HSK3級はB1相当のようです。自分のレベルではそこまで能力があるとは思いません。けれども、そこまでHSK3級はむずかしくないと思います。1〜4級までは6割取れば合格です。

結論:中検もいいけど、国際的にはHSKがおすすめ

中検は日本国内での認知度が高いため、日本での活動を中心に考える場合には良い選択となるでしょう。しかし、今後の国際化を考えると、HSKの方が幅広いシチュエーションでの利用価値が高まります。

最終的には、それぞれの目的や将来の展望に合わせて、最適な試験を選択することが大切ですが、特に、海外向けの履歴書を作るときや、中国や他の国々とのビジネスや交流を考えている場合、HSKの受験をおすすめします。

次は4級目指してみます。

同じようなこと以前にも書いてます。