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彼方からの手紙の前の手紙
過去のnoteを整理していたら見つけた記事。
2021年6月のもの。
今、マガジンで書いている「彼方からの手紙」のことがすでに文中に書いてあって、あぁ私は前から同じことを思っているんだなあと驚いた。
私はずっと、彼方から私に手紙を書いていて、そして私のその先の彼方に手紙を書いている。
ずっと怖くてどこか誤魔化したりかわしたりしていたけれど、もう逃げずにしっかりやろうと思ったので、過去の文章って身
午後
急に眠くなって寝転んで見てた
部屋の植物が静かに生きていた
夢うつつでまた赤ちゃんの泣き声を聞いた
目を閉じていてもすごく白くて眩しかった
(ああ、ブラックホールから入ってホワイトホールから出るのだな)
目覚めるともう眩しくはなかったが
やはり何もかもは白いままだった
白の中で黒は安心して眠るだろう
目覚めた赤ちゃんは小さな手のひらを不思議そうに眺めている
若林さんと、ちょっと金田くん(仮名)のこと
オードリー若林正恭さんの「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」を読んでいる。
旅行記なのだけど、すごく良い。
もともと旅行記が好きだし、若林さんと私が同じ世代で空気感が共有できるからかもしれないし、単にタイミングなのかもしれないけれど、久々の読書でこの本を読めたことは今の私にとってすごく大きなことだった。この本すごくいいよ、と誰かに伝えたかった。
伝えたい人が普段ほぼ連絡も取らない大学時代か
重なる時間、すれ違う時間
やっとこさシン・エヴァンゲリオン劇場版:IIを見に行ったのだけど、見終わって物語以上に、時の流れと人生の妙と縁について思いを馳せながらエンドロールをじっと見ていた。
庵野秀明監督が安野モヨコ夫人と出会わなかったらきっとシン・エヴァの結末は違っていたと思うし、そもそも完結したのかも分からない。
誰かが誰かに出会い人生が変わり、それがまた別の誰かの人生を変えていく。決定的に分断されているように見えても
夢、もののけ姫を観る
「ここは特別な場所だから、通れば分かることがあります」とアナウンスが流れた。
モノレールのような乗り物に乗ってものすごい速さで荒れる海のスレスレや波の中を通り過ぎ、深い青い水と淡い青い空との隙間をくぐり抜け、やがて芝生の生えた晴れた高台に辿り着き、遠くを見やる。
あんなに大荒れだった海も今は静かに透明に輝いていて、遠くに小さく見えるトンネルの暗い穴の向こうにも、青い水面がキラキラと光っている。
私
草野くん(仮名)のこと
たしか小学校三年生くらいの頃。同じクラスの近所の草野くんは少し言葉が遅かったのか、喋っているのをほとんど聞いたことがなかった。
意思表示とかもあまりない大人しい男の子で、色が白くて髪が茶色くてひょろっとしてて、全体的に色素も印象も薄い男の子だった。
いきさつは全く覚えていないのだけれど、その草野くんの家に友だち何人かで集まったことがあった。
たぶんそのとき同じ班で、何か集まってやる宿題があってとか
幸福なsurrender
声を出すことの少ない日常の何かのリハビリみたいに文を書く。
年が明けて1週間ほど静かにざわついている感じ。
自分の信じるものを信じるしかない、というと堅苦しく大袈裟な感じがするけれど、もっと軽く確かな感触で、
「頭を捨て去ったところからもう一度始めよう。」
そんな気持ちがしている。
昨年はこれまでわりと仲良くというか頼りにしていたり色々助けてもらった友だちが3人生きながらにして遠のき、かなりシ