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中小企業のデザイン会社で働いてよかったこと【Webデザイナー】

私は中小企業のデザイン会社に勤めています。
20代の頃は、大手や広告代理店に憧れたものです。

今は中小企業ならではの良さを噛み締めつつ仕事をしています。

転職で大手からの転職組の面接をする時に、
中小企業に過度な期待をしている方もいたりして「解消できると思っている部分ってそんなに大手と変わらないのになぁ」と感じることも。

こんな人に見てほしい
・就職で中小と大手で迷っている人
・中小企業の良い点、良くない点を知りたい人

※あくまで私が今まで勤めてきた会社やその周辺企業から聞くメリットデメリットなので、全ての中小企業と合致しない可能性があります。

中小企業のメリット

  • 自己裁量権が大きい:人数が少ない故に自己裁量権が大きい会社が多い
    ミルフィーユのような層の上層部への伺いを立てなくて良い
    プロジェクトにおける自己裁量権も大きく、自身のアイデアやクリエイティビティを発揮できる機会が多い

  • 直接的なクライアント関係: クライアントとの直接対話が多く、ニーズを理解しやすい。
    会社によりますが、私が働いている会社の受注案件の90%が直取引案件なので、同じような会社はクライアントから直に要望が聞けて、提案ができる
    クライアントとの関係構築において、直接対話する機会が多く、信頼関係を築きやすいです。

  • 多様な業務経験: 仕事の幅が広く、デザイナーとしてのスキルを幅広く磨く機会がある。業務が細分化してない会社が多いので、割と広く業務に携わることができる

  • フレキシビリティ: 小規模な会社であるため、柔軟な働き方や業務スタイルが可能な場合がある

  • 直接的な貢献: プロジェクトにおける個人の貢献が明確に見え、成果を即座に実感できる

  • スピード感: 大手企業に比べて意思決定プロセスが迅速であり、プロジェクトの進行がスムーズである

  • チームワーク強化: 小規模なチームで働くことで、メンバーとの連携やコミュニケーションが円滑に行われる

  • 成長の機会: 新しいアイデアや提案を積極的に取り入れる文化があり、個人の成長が促進される

  • 個別の認識: 個々のメンバーや成果がより目立ち、評価されやすい
    役職になりたい場合、優秀な人だと数年もせず役職が就くことがある

  • 創造性の発揮: 小規模な会社であるため、大胆なアイデアや斬新な手法を取り入れやすい

  • 経験の幅広さ: 人数が少ないゆえに、業種に限らず様々な業種やプロジェクトに携わるチャンスがあり、幅広い経験を積むことができる

中小企業のデメリット

  • 裁量制がゆえに、個人に対しての責任が重い

  • 中小企業で代理店からの案件に売り上げをたよっている会社は、窓口が代理店のため案件コミニュケーションに差異がうまれることがある(案件や代理店の担当者による)

  • 業務が属人化していることが多い
    業務過多になっていることもしばしば

  • 給与や福利厚生が大手企業に比べて低い場合がある

  • プロジェクトの規模や予算が限られており、制作に制約があることがある

  • チームや業務範囲が小規模であるため、業務負荷が集中しやすくストレスが溜まりやすい

  • キャリアの成長やスキルアップの精度が整ってないことが多いため、その機会が制限されることがある
    社内での専門的なトレーニングや教育プログラムが不足していることがある
    「会社が成長させてくれる」スタンスだと成長できない可能性がある

  • 労務規定がしっかりしてない会社もあるため、長時間労働などがいまだにある会社もある

  • 大手企業に比べてブランドや実績が薄いため、信頼性や信用を獲得するのに時間がかかることがある

さいごに

私が中小企業をお勧めする人は、自分に裁量を与えてもらえてプロジェクトや案件を回していきたいという人や、責任ある立場に最速でなりたいような方には向いているのではないかなと思います。

注意点としては、いろんな福利厚生や、制度などが大手ほど整っていないこをも多いので、そのあたりは面接の際などにしっかり確認される方がいいと思います。

大手も中小もそれぞれの良さがあるので、自分の性格ややりたいことができる環境はどちらかをしっかり見定めていただければと思います。

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