たぴ丘

その時はさておき、今の私の話。

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自己紹介

noteで自己紹介をしてる人を見て羨ましくなったので、遅ればせながら自己紹介をします。 プロフィール・大学3年生の就活生 ・理系学部 ・3つ年の離れた妹がいます ・食べることと作ることと旅をすることが好き。かなりアクティブ。 ・やや喫煙者。友達に誘われたら吸う。シーシャは好き。よく食べよく飲む。 ・猫派 趣味・野球観戦 2015年から千葉ロッテマリーンズのファン。外野派だけど誘われた時と初観戦の友達を連れていく時は内野のちょっといい席に座ります。力強いストレートが魅力の

    • いちにちいっこ ふあんをつぶす

      「聞いてわたし知ってる退治の仕方を 月曜をちいちゃく粒に砕いて過ごすの 起きるごはん着替えメイク靴をはく 一粒一粒つぶせばあんまり怖くない」 びじゅチューン!の『月曜日モンスター』。 井上涼介さんが作詞作曲した、『グランドジャット島の日曜の午後』がモチーフになった曲の一節だ。ときたまこの歌詞を思い出して粒を並べる。 私にとっての今の粒は就活とその先にある研究関連なんだけれど、最近は一日ひとつしか粒をつぶせない。大学1年から2年の間はかなり体力のある人間だったから(そう思い

      • わたしがなりたかったもの

        ジュニアミュージカルに出ていたあの友達 リレーの選手 医者 蝶々 チヤホヤされていた小学校のあの子 学年で1番の成績を取り続けたあの男子 名の通った大学に通う友人 細身 素敵で普通な家庭の子 寧ろ今よりもっと深刻に闇を抱えた家庭の子 セレブの家の猫 ステージで輝くアイドル 飛び抜けて芸術の才能がある人 街でスカウトされるくらいの美貌 男子 何者か。 まだ時間があるのに もうなれない。

        • こっちを見てよ

          多くの大学生が乗り越えざるを得ない試練が就職活動だ。私も例に漏れず、早期化する活動に追いつこうと走ってきた。夏のインターン、秋には冬インターンに向けてエントリーシートの推敲に自己分析、企業分析、冬インターン。 人は一生走り続けることは出来ない。どこかで休息が必要だ。でも私は 就活’s ハイ になっていたから、脇目も振らず走り続けた。 そして翌年3月のある日、遂に1歩も動けなくなった。 エントリーシートが書けない。文字にできないのではなく、文字にできるのに手が動かせない。締

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        自己紹介

          死にたくない日を

          私がメンタルクリニックに行くまで。初めて行く方の参考になればと思い、記します。 予約(初診の2週間前) 先週初めてメンタルクリニックの予約を取った。友人には絶対に行けとかれこれ2年は言われているのだが、1度も行けていなかった。 その理由は幾つかある。 ①親バレ 大学生で実家暮らし、養われている身分。親は精神科に通うことに嫌悪や偏見は無いようだが、 「私が病むなんてこれっぽっちも思っていない」。 お気楽に振舞っているのでそう見えるらしい。それどころか母親のメンタルがどう考

          死にたくない日を

          アイドル

          渋谷の地下にあるライブハウスで初めて光を見た。某地下アイドルグループ、すごいピンク担当のRちゃん。「今週末のライブ行きます!」とリプライに書き残して、母親には「渋谷行ってくる」とだけ伝えて、急いでペンライトを二本買って彼女に会いに行った。 目が合った。振り付けの合間に指をさされた。あぁ、彼女は分かっている。わたしだと分かっている。15分ほどのステージに吸い込まれて、光を見た。 初めてチェキ券を買った。その日は集合写メの特典付きで、8人のメンバーに囲まれて他撮りされた。かわ

          アイドル

          重すぎるっつーの

          なんて言えない。一途な愛とは程遠い感情が渦巻いているのが、この私だ。トキメキのハードルは5cm。乗り越えるのは簡単。寧ろ見落として躓いて、すぐ恋に落ちる。こういうのを”軽い女”と言うらしい。 そのくせ性嫌悪で夜は越せないときた。トキメキはオーバードーズできるのに肉体の接触は1秒で致死量なんて、我ながら呆れた話だ。 ちなみに恋に落ちるのも、熱が冷めるのも一瞬だ。根本的に恋愛に向いていない。 現在彼氏に絶賛激冷め中、カラオケで男子に甘やかされてデレデレになり、飲み会に行けば酒

          重すぎるっつーの

          1本目/煙草

          あけましておめでとうございます。昨年私のノートに出会ってくれた人も、たったいま出会った人も、今年1年よろしくお願い致します。新年1本目はごく短めのものをひとつ。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 新年の挨拶にと、祖母の家を訪れた。事情が事情で私を含めて4人しか集まらない新年となった。いの一番に祖父の仏壇に手土産を置いた。 いつも目に留まるのはハイライトの箱。祖父は喫煙者だったし、お酒もよく飲んだ。私や妹が家に来る度、「嬉しいから2本飲んじゃおう」と言って缶をもう一本開けた。陽気で

          1本目/煙草

          甘い煙とお酒と別れと

          シーシャが好きだ。お金に余裕があって心に余裕が無い時は特に吸いたくなって、夕方4時頃からいつものチェーン店に入る。フレーバーは日によってまちまちで、キャラメルみたいに甘いのもあればミントを混ぜてスッキリさせることもあるし、パンラズナで異国を味わうこともある。 そんなシーシャを吸ってみたいと、彼氏が言った。夜9時の渋谷。1軒目は250円均一のバーに行って、程々に相手は酔っていた。私は量が足りなくて、実はあんまり酔っていなかった。 いいよ、と答えてセンター街を引き返した。絡め

          甘い煙とお酒と別れと

          性 あり方

          私のセクシュアリティは今のところ、パンロマンティックアセクシャル。日本ではロマンティックアセクシャルよりもノンセクが伝わりやすいので「ノンセク」と表している。好きになる性別は決めて(決まって)いないし、性的なことはいらない。アセクシャルにももちろんグラデーションはあるから、ここまではOKここからはダメというのが人によって違う。私は手を繋ぐこととハグは大丈夫、その先はダメだと思っていた。 現在は同い年の彼氏がいる。優しくて真面目で魅力的な人だと思う。でも、近いうちに別れるだろ

          性 あり方

          1月1日って多分こういうのでは無い

          2日連続で喜多方ラーメンのチャーシューを解凍して、生麺を茹でて、チャーシューを切って、3人前を用意した。なんだかんだチャパグリも2日連続で作って、4日連続で伊達巻を食べ続けている。 1月1日がただの次の日でしかなくなったのはいつからだろうか。 変わったことといえば母親の機嫌が良いまま次の日を迎えたってことくらいだ。大晦日には父は埼玉に帰る。中学生以来私も妹も父の実家には帰っていないから、そちらの親戚はお年玉をくれるだけの存在に他ならない。明日は母方の親戚と会うが、そちらも

          1月1日って多分こういうのでは無い

          新宿

          オフィス街、高級デパート、どこか見覚えのあるタワー、ダンジョン、あるいは「病める街」。 高校生までは縁遠かったのだが、大学生になり行く機会が増えた。自宅の最寄り駅からはそう遠くないのだから、行かない方が不思議である。 自分が何者かわからなくなることがある。 電車に飛び乗った。本当のところをいえば大回りをしてみたかったのだが、諸般の事情で取りやめ、50分ほど電車に揺られ……てはいない、1度秋葉原で降りてローソンのお気に入りのパンを買った。一息ついてまた総武線に乗り、今度こそ

          銀座

          大人の街だ。大学生の今でさえ、大人の街だというぼんやりしたイメージで、行こうと思ったことも全くなかった。 とある10月の日曜日。天気はあいにくの小雨で、メガネをかけている私にはむしろ土砂降りより厄介だった。その日、私は初めて1人で、銀座を歩いた。 ――― きっかけは案外単純なもので、それは「匂い」だった。 地元の本屋では、線香を扱っている。人工的な匂いから、自然由来の匂いまで、様々なもの。いわゆる「お線香」だけでなく、リラックス効果のある普段使い用や匂い袋まで。 「白