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クリティカルパスを使ってサボろう

クリティカルパスでプロジェクト管理

まず、クリティカルパス(最長経路)とは、プロジェクトの各工程を洗い出し、開始から終了まで「前の工程が終わらないと次の工程が始まらない」という依存関係に従って結んでいったときに、所要時間が最長となるような経路のことです。その長さがプロジェクトの期間を表しています。

クリティカルパスを使わなくたっていい

クリティカルパスを用いなくともスケジュール管理をすることはできます。
プロジェクトのタスクを開始から終了まで洗い出して、「いまどの工程なのか」「進捗はどうか」を確認していけば問題なくプロジェクト管理できます。
ただし予めバッファを用意している必要がありますし、メンバーの増員(減員)や、タスクを並行して行うなどの判断が難しいです。

クリティカルパスのメリット

クリティカルパスを用いると以下のようなメリットがあります。
①プロジェクト全体へ影響を与える重要なタスク(リスク)が明確になる。
→最も影響が大きい(クリティカルな)タスクがわかることで対策がしやすい。
②タスクの優先順位を定めることができる。
→関連するタスクが明確になっているので後続のタスクのために、何に着手するべきか把握しやすい。
③効率的にスケジュール管理ができる
→全体の工程や工数が明確になっているため、スケジュールの効率化を検討しやすい。
はじめにクリティカルパスを組んでおけば、プロジェクトの進捗が大きく遅れることはなく、さらにプロジェクト全体での工程や工数を関係者と共有しておくことで、管理者の負担軽減にもつながる。

サボるってどういうこと?

前述したメリットの③でもありますが、効率的にプロジェクト管理ができるようになります。
その場しのぎで進捗率を算出していると、プロジェクト全体に大きな影響を与えることもあり、進捗を管理している人間が都度スケジュールを引き直さなくてはいけません…。
そんなことをしていると時間と労力がかかってしまうので、プロジェクト開始前に時間をかけてクリティカルパスを用いてメンバー内で共有しておくことで自分自身があとあと楽になります。

何事も「最初」が肝心ですね…。サボるために最初を頑張りましょう…!


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