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Xデザイン学校ベーシック#4 ユーザーインタビュー

マンガ好きのUXデザイン勉強中のへいちょー(toda)と申します。

Xデザイン学校ベーシックコースに通っています。
講義で、自分の心に残った点を振り返るnoteです。
学んだことを、自分の好き/気になることにこじつけて考えたいと思います。

発話とデータの組み合わせ

「ユーザーの言うことを、鵜呑みにしてはいけない」は、いろんなところでよく聞く話。
それに加え、「データとセットにして、発話を判断するべし」というのは、今までの講義とあわせて、しっくりきた。

医者は、患者に「熱があるんです」と言われたからといって、解熱剤を出せばいいわけではない。

それと同じように、インタビューの中で、相手に課題点をきいても、有効な話は出てきにくい。相手から出てくるのは、主観的な理解であったり、記憶もあいまいだったりする。よって、行動のデータ(ファクト)を見る必要がある。

よい医者は、検査データをもとに、今までの経験から、あてはまる課題のパターンを引き出して、治療方法を提示する。コンサルも同じとのこと。


余談だが、医者は、患者の家での生活を直接見ているわけではないケースが多いので、大変だよなー、と思う。

定期的に医者に通っている身としては、なるべく医者に状況をちゃんと伝えて、正しい診断をしてもらいたいので、自分用のメモをつくっている。

メモには、症状を自覚してからの経緯を忘れないように書いたり、口で説明しにくいことは写真を撮っている。(そういえば、昔、喘息がひどかったころ、毎日肺活量を測定して書かされたが、あれもデータだ)

インタビューにおける、フォトエッセイに近いかも、と思った。

行動の背景の深堀り

人の行動は、「昔あったことから学んだこと」と「今後こうしようと思って決めたこと」によって決まっている。

例えば、「今、節約している」と発話があったときに、「昔、急にお金が必要になったけど足りなかったことがあった」「今後、旅行にいきたいからためている」などが背景としてある。

このあたり、意外と自覚がなかったりすることも多いと思った。

講義中のインタビュー練習の時間で、ワークの内容に関連しそうな人に被験者役になってもらって、話を聞いた。

被験者役を選ぶときは、今回のテーマについて、そんなに話すエピソードがないかも…、と言っていた方でも、話を聞くと、意外と過去にきっかけがあったりして、今の行動につながっていることが分かった。(被験者役の方自身もびっくりしていた)

あとやはり、「XXについて困っていますか?」と直接聞いてもあまり意味はなく、本人なりの対処法があるという感じ。

講義であって一番わかりやすかった例え。ユーザーに、「エクセルで困ったことがあるか?」を聞いても、困っていないと答える。でも、実際見てみると、ものすごい手間のかかることをしていることがわかる。こういうことが往々にしてよくあるんだろうと思った。


どうやってデータで儲ける?

今回からワークが本格化して、ビジネスモデルの検討に入った。去年のビギナーコースでは、ビジネスモデルの立て方と、データの活用方法に悩んだ。

集めたデータの活用方法は、「①データを自社の事業で使う」「②データを自社の別の事業で使う」「③データを他社に売って稼ぐ」の3つが思いつく。

2つめは、「事業モデルでとったデータを、収益モデルで活用する」ということ。3つめは、「プラットフォームビジネスをおこなう」ということか。

「データがたくさん集まると、どんないいことができるか?」というのは、いくつかの角度から考えてみたい。
(発想が、レコメンドや広告の精度があがります、とかだけだと、いまいちだなー、と思う)


終わり

終わりです。諸事情あり当日更新はできませんでしたが、土日中にかけたのでよしとします。

チームでの活動が本格化してきました。講義後のディスカッションも非常に面白かったです。

昨年度のビギナーコースのnoteはこちら。自分でも見返しています笑

https://note.com/taro0077/m/mf5a9fe82fe28


こぼれネタ

直接今回の講義に関係ないが、最近みた話。

以前の講義でも紹介されていた、暴走族にエスノグラフィしている打越さんの対談を読んだ。ヤンキーと地元の話、かなり壮絶な感じ…。10年かけて調査ってとんでもないことですね。


Youtuberがよく使う、効果音のサイト運営者へのインタビュー記事。
これもひとつのプラットフォームビジネスだな、と思った。
ただ、無料で高品質の音声を届ける、というコンセプト上、マネタイズは万全、というわけではないのかな、とも思った。
https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/entry/kamijo02


以上!次回は9月!


うれしいです!