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フリーランスのメンタルマネジメント

こんにちは!フリーランス会計士のたろうです。
約1か月ぶりの更新になります。

今回は「独立会計士のリアル」の記事から少し離れるのですが、先日非常によい本を読んだので、ご紹介させていただきたいと思います。

「運気を磨く~心を浄化する三つの技法」

私が読んだのは、田坂広志先生が書かれた「運気を磨く~心を浄化する三つの技法」という本です。

田坂先生は科学者という、物事をデータに基づき理論的に考えるという仕事をされていらっしゃる立場から、科学ではなかなか扱うのが難しい「心」というものについてこの本で取り扱っています。

いわゆるスピ系のような怪しさがなく、私がこれまでに読んだ本の中でもトップ3に入るほどのいい本でした。メンタルをポジティブな方向にもっていく上でのヒントとなる点がいろいろと書かれていました。

自分に与えられた幸福な人生に感謝する

私が特に印象に残ったのは、自分に与えられた幸福な人生に感謝する、という節でした。

自分なりに解釈すると、以下のようなことにつながるのかな、と思います。

自分の現在の人生というものを、すでに幸せと感じられているならば、誰かの人生と比較して自分の人生を卑下することには意味がない。
なぜなら、誰かの存在に関係なく、自分の人生はすでに幸せだから。

自分がすでに幸せであるならば、何か達成したいことが達成できなくて落ち込むことにも意味がない。
なぜなら、自分の今の状況は、その達成したいことが達成できなかったとしても、すでに幸せだから。(達成することで幸せが増えることはあっても、減ることはない、ということですね。)

詳しくは本をお読みいただければと思うのですが、私はこの本の考え方が自分の中にストンと落ちるような感覚があって、読んだ後に視界が開けるような感覚がありました。

自分がすでに手にしているものはたくさんある

人間というものは欲深いので、自分がすでに手に入れたものよりも、まだ手に入れることができていないものの方がより大きく見えてしまいがちです。

たとえば、どうしても手に入れたいモノだったり、地位だったり、どうしても付き合いたい相手とか。

でも、冷静に自分がすでに持っているものや置かれている状況を振り返ってみると、かなり恵まれていると思えるものも多々あるはずです。

ただ、すでにそれを得てしまっていると日常の一部になり下がってしまっていて、その有り難みになかなか気づかない。

いま一度、自分が持っているものを振り返ってみる。
そこには当たり前になってしまっているけど感謝できるものが必ずあるはずです。

運というものがあるのだとすれば、そういう与えられているものに感謝する心を持ち、自分は幸せだから安心して導かれるがままに流れに乗っていればいい、と心のどこかで余裕をもって感じられている状態のときに、チャンスがおのずと巡ってくるのかもしれません。

フリーランスのメンタルマネジメントは非常に大切

フリーランスになってから、基本的にはひとりでいる時間が圧倒的に多いのですが、ひとりだからこそ、メンタルマネジメントは大事だとつくづく感じています。

たとえば、大事な商談やプレゼンの前にメンタルが後ろ向きになってしまっていては、うまくいくものもうまくいかなくなってしまいます。

また、流れの悪い時に誰かと比べて落ち込む、なんていうこともついついあったりしますが、そういうときもメンタルのギアがネガティブに振れすぎないようににすることが大事だと思います。

今回ご紹介した田坂先生の本は、そんな迷いや心の揺れに対するよい道しるべとなりました。

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