オーストラリア在住20年目のtaroがお送りする海外暮らしのコラムと10分でわかる海外のニュースを翻訳＆まとめ。
ニュースの参照はここからhttps://www.bloomberg.com/asia

【本日の独り言】

みなさまおはようございます。
プライベートスクールは先週からすでにおやすみに入ったけれど、公立の学校はサマーホリデー前の最後の１週間を過ごしている。
毎日子どもたちは学校のお友だちから、Christmas Wishのキャンディやチョコと一緒に「１年間ありがとう」と言ったメッセージカードをもらってくる。大体はMerry Christmas and A Happy new year. Thank you for being nice to me. wish your 2024 will be great. なんて当たり障のないことだったりするけれど、中には子どもらしい可愛いメッセージもあるようで、子どもたちは読みながらキャーキャー言っています。

【金融ニュース】

米国債は、投資家の利下げ期待が過大であったかどうかを示すかもしれない今週の新たなデータを前に、市場が先週の上昇幅を縮小したため下落した。

債券市場は先週の大暴騰の後、後退した。ビットコインは41,000ドルを超え、金は一時史上最高値を更新した。

10年債利回りは5ベーシスポイント上昇し4.25%となった。金は1オンス2,130ドルを突破した後、この日の上昇を諦めた。米国株式先物は後退し、欧州株式は堅調に推移した。

【ヘッドライン流し読みニュース】

■労働者の減少と高齢化により、日本は雇用を満たす新しい方法を探す必要に迫られている

・人口減少と高齢化が進む日本では、慢性的かつ拡大する労働力不足に対処するため、高齢者をより長く雇用するための新たな方法を模索する企業の取り組みに拍車がかかっている。

政府は今年初め、少子化対策に3兆5,000億円（236億ドル）を投じたが、労働力不足は以前から雇用者の頭を悩ませてきた。日本は移民規制を緩和する措置をとったが、それでも不足を補うには十分ではない。

このため、企業は労働力を確保し、業務を円滑に進めるための新たな方法を、時には斬新なアイデアで考え出す必要に迫られている。そこで、ショップやレストラン、その他の企業が、年配のスタッフを惹きつけ、維持することで人材不足を補っている。

■2023年は素晴らしかったが、FRBが金利を引き下げれば2024年はもっと良くなる

・S&P 500種指数は20％上昇。ナスダック100は46%上昇。人工知能の寵児、エヌビディアは220％上昇。投資家にとって2024年は2023年よりも良い年になるだろうか？

今年は株式市場の投資家にとって非常に良い年だった。マイクロソフト社、アマゾン・ドット・コム社、メタ・プラットフォームズ社などの個別銘柄は、AIの有望性が想像力をかきたて、56％、75％、あるいは170％も跳ね上がった。

しかし、いくつかの注意点はともかく、MLIVの回答者は来年はさらに良い年になると予測している。調査参加者595人のうち約63％が、個人投資のパフォーマンスが向上すると予想している。

■世界的な価格上昇圧力が和らぎ、オーストラリアは強気姿勢に転じる

・オーストラリアの中央銀行は、住宅価格の伸びとインフレ率の鈍化を示す最新のデータが、これまでの引き締めの動きを後押ししていることを示唆していることから、利上げの一時停止を再開することになりそうだ。

多くのエコノミストは、準備銀行は先月、インフレ率が目標に戻る軌道にあることを確認するための保護的な利上げを実施した後、火曜日には現金金利を12年ぶりの高水準である4.35%に据え置くだろうと予想している。

ミシェル・ブロックRBA総裁は、9月中旬の就任以来、タカ派的な論調を採っており、この姿勢を維持する可能性が高い。ブ ロック総裁は、インフレ率が現在の5％程度まで急速に低下した一方で、2％～3％の目標に向 けての次の足取りはより長期化する可能性が高いと警告している。

【最後に】

3兆5000億円ものお金はどこに行ったのだろう？
本当に少子化対策を練ったのだろうか。
子どもを育てやすい国に変わったのだろうか。

そう言った声は聞かない。それはひょっとしてメディアが「良くなったよ」「育てやすくなったよ」という声を拾わないで、ネガティブな話しか報道しないからなのでしょうか。
物価が毎年3−4％上がり、学費だって毎年のように高くなり、ラーメンが1500円するオーストラリアは少子化対策がうまく行っているように見えるし、感じる。
そうでなければ自分自身、周りに助けてくれる親兄弟がいない、物価の高いこの国で3人も子どもがいることはなかったのではないか。
この違いはなんだろう。