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あなたの英語が100倍通じるようになる、たった1つの魔法

「話す言語によって、声が変わる」という話を聞いたことがあるでしょうか。その話、本当です。

言語によって声色を変える、というのには抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、言語によって喉や口腔内の使う部分が違うので、声が変わるのは当然のことなんです。

いくつか例をご紹介したいと思います。

ある日、ドイツ語と英語が話せる日本人の友人が、目の前でドイツ語と英語と日本語の3種類のスピーチをしてくれたのですが、同じ人物なのに出す声が全く違いました

また、日本語がペラペラなスウェーデン人の友達とアメリカで話した時も、各言語で話す度に声の印象が異なっていました

英文や英単語もしっかり勉強していて、文章としてはちゃんとした英語を話しているはずなのに、いざ話してみると

  • イマイチ伝わりにくい・・・

  • よく聞き返される・・・

といったご経験のある方がいらっしゃれば、ぜひ

地声より低い声で話してみてください。


ネットでは、声帯の使い方や発声について詳しく説明しているブログ等がたくさんありますが、難しく考えずに "普段より低めの声で話す"、ということを意識すれば大丈夫だと思います。

昔アメリカ人の夫と交際してすぐの頃、"日本語の声で話さないでほしい。英語の声を使ってくれ" と何度も言われました。私からすると、「これは自分の地声なんですけど!地声で話して何が悪いの!?」と思い、何度も喧嘩に発展しました。

ですが、徐々に自分でも「英語の声 = 日本語の地声より低い声」を意識して話すようになると、あれよあれよといううちに、誰と話しても英語が通じるようになったのです。

とはいっても、どれくらい低い声で話せばいいのか分からない・・という方向けに、日本語の声と英語の声の比較音声を用意しました!再生して、日本語の声と英語の声がどんな風に違うのか聞いてみてくださいね。


さて、日本語で普段使っている地声でそのまま英語を話しても、なかなか通じにくいのは何故なのでしょうか。その理由は、、、

アメリカ人は日本人の声に慣れていない


からです。

アメリカ人の使う英語は、喉の奥から発声しています。そのため、ネイティブの発する英語はより振動した奥深い音に聞こえると思います。(説明が下手ですみません…)

ほとんどのアメリカ人は、日本人と遭遇したことがない人たちばかりですので、日本語の声に慣れていません

もちろん、アニメを見たりして知ってる方もいると思いますが、日本人同士の会話を聞いたアメリカ人は「可愛らしい」「リスが喋ってるみたいで面白い」という良い(?)印象を与える一方で、日本人の声に至っては

  • 子供っぽい

  • アニメみたい

  • プロフェッショナルではない

  • 甘えている

といった印象も与えてしまいます😢

その上、日本人と話したことがない人が多いので、日本語の声で英語を話しても「何を言ってるのか聞き取れない」という現象が発生してしまいます

緊張すると誰でも声が高くなってしまうものです。特に、英語をちゃんと話さなきゃいけない!と思って緊張してしまうと、より声が高くなってますます聞き取ってもらえないという悪循環に陥ってしまいます。

緊張している時は一旦深呼吸をして、
いつもより深く、低い声で
英語を話してみてください。

きっと普段より一層、通じやすくなるはずです。


ビジネス英語では特に気をつけた方が良い


ビジネスのシーンではアメリカ人女性ですら、普段より低いトーンの声で話す傾向があります。

それは、長年に渡って男性が主導してきたビジネスの現場で、女性が信頼を得るためによりプロフェッショナルに聞こえることが必要だからです。

それが良いか悪いかは別として、普段関わっている女性社員の方も、会議で発言する時にはより深い、落ち着いた声で話すことが多いと感じています。

また、極端な例ではありますが、シリコンバレーのセラノス CEO だったエリザベスホームズは、仕事中に極端に低い声で話すことで有名でした。その理由は男性主義のビジネス界で女性が地位を得るために必要だったからと、多くの人が考察しています。


やっぱり低い声の方が通じるんだと実感したひとコマ


私はアメリカの企業でセールスエンジニア職についているため、日々の仕事でも英語を使っています。(ご興味のある方は自己紹介もどうぞ!)

普段一緒に仕事をしているチームメイトや上司、お客様と話す時には、地声よりも少し低めで深い声を意識しているので、コミュニケーションには特に問題がなく、聞き返されることはほとんどありません。

つい先日、営業部門は全社員必須のトレーニングがあり、私もリモートでZoomから参加していました。その日のZoomに参加していた営業部門のメンバーは約700人くらいで、グループワークを実施するために私を含め6人がブレイクアウトルームに割り当てられました。(全員知らない人たちです)

知らない人ばかりのチームだったので、「顔を合わせるのもこのトレーニング一回限りでしょう」とたかを括り、気が緩んでいつもの地声(高めの声)で意見を何度か言いました。

するとなんと、

発言するたびに、

毎回聞き返されてしまいました!!😭 (ガーン)


そこで、全く同じ内容を英語用の声を使って言い直したところ、きちんと聞き取ってもらえたのです。

思い返せば、残りのメンバー全員が普通のアメリカ人なので、日本人の声が高すぎて単純に聞き取ってもらえなかったのだと思います

改めて、「低めの声で話す」ことの大事さを実感しました。


私は日本人なので、日本人が話す声はいいなと思ってます。日本語を耳にすると、いつも「あ〜あったかいな〜いいな〜」と思います!なので、日本人の声を批判するつもりは全くありません。

英語を話していてもなんか伝わりにくいんだよね…という方がいらっしゃれば、ぜひこの魔法を覚えていただけるといいかと思います!

効果があれば、ぜひコメントで教えてくださいね🤗

P.S. 別のnoteで、最速で現地人に近づける語学学習のポイントについてもご紹介しています✨


最後までお読みいただきありがとうございました!
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