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2022のわたしと仕事

 昨夜、ネタ枯れして「去年の今頃は何を書いていたのだろう」と過去記事を確認したところ「光流るる阿武隈川」という作品の「第1稿完成」を喜んでいた記事でした。

「そうか、2022年は「光流るる阿武隈川」で始まったのか」
と改めて感じたところでした。何だかこの作品を書き上げたのが、かなり昔のように感じていました。こちらの本になります。

 あくまでも「第一稿」ということで、その後も加筆・修正を加え、表紙や挿入用の写真を1月中旬に撮影したことも併せて思い出したところです。
 作品との関係性から「表紙には春の写真を使いたい」と漠然と考えつつ、春まで待てずに、「冬の阿武隈川 阿武隈漕艇場」で撮影したものを使用しました。この本で使用している写真は、全て1月15、16日に撮影したものになります。
 この作品のあとがきを、noteで交流している「酎愛零(ちゅう あいれい)さん」にお願いしました。酎さん、引き受けていただき感謝です。

 この作品を発刊した後に取り組んだのが、「会津ワイン黎明綺譚」という作品でした。こちらです。

 もともとは、約150年前のカリフォルニアに存在した「会津コロニー」を舞台の一つとして、物語を書きたいという想いがありました。カリフォルニアと言えばワイン、そして現在ワイン用ブドウの栽培で知名度を上げている「会津美里町」を繋ごうというところから、アイディアを練り始めました。
 また、「光流るる阿武隈川」で、少し恋愛譚を書いたため「久しぶりに恋物語を軸にしてみよう」という意識が働きましたが、途中で
「150年前のカリフォルニアを描く力が足りない」
「恋物語を書くには経験が足りない」
ということに、気づいて難産となりました。もう無理かと考えた時、「じょうじさん」という旧友との再会があり、「じょうじ」という無骨なキャラと、「良樹」というお調子者のキャラのイメージが浮かび、その二人のキャラに引っ張られて、「会津美里町≒新鶴村」に特化することで、一つの物語を創ることができました。なお、主人公は「桃ちゃん」という女性キャラです。表紙は「じょうじと桃ちゃん」のイメージで、noteで交流している「森田はぐみさん」にイラストを依頼しました。
 森田さん、引き受けていただき感謝です。

 そして、2022年12月に発刊したのが、こちらのスプラウトです。

 表紙はリアルとnoteで交流している「シロクマさん」が主催するサークルのメンバーに「コンペ方式」で描いていただいたものから選びました。
 地元のカイワレ大根農家さんをモチーフにして、8月から10月くらいまで時間をかけて執筆しました。「会津ワイン」よりも苦戦しました。
 これまでは「1作品4万文字」ということを自分の中での標準的な文字数としてきましたが、この作品では「そういう枷は無しにしよう」と、思うままに書き上げて約5万文字になりました。
 「田舎の農家のおじさん」という、全く売れなさそうな主人公にしましたが、著者的には「主人公の成長」を丁寧に書けた実感があり、最後は書いていて楽しい作品となりました。当初は「2023年1月の発刊」を目指していましたが、少し前倒しして、12月12日からの販売開始となりました。
 noteで交流している、沖縄のクリエイター、水蝸牛さん、あー-のさんのおかげで「沖縄編」を書くことができたことに感謝です。

 ということで、「2022年のわたしの仕事」をあらためて振り返るというスタイルで、「2022年のわたしの本の宣伝でした」。そして
#何を書いても最後は宣伝
 「スプラウト」で初めて、過去作のキャラを再登場させることに挑戦しました。こちらの「元宮ワイナリー黎明奇譚」のキャラ3人です。

 タイトルが似ている「会津ワイン」に登場させようと思いつつ、展開に無理を感じて断念しましたが、まさか「スプラウト」で実現するとは、吃驚しました。

 2023は、どんな物語を紡ぐことができるのか。楽しみながら1年を過ごしたいものです。
 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

#2022年のわたしと仕事

サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。