見出し画像

レコーディング

今日はレコーディングでした。
定期的に呼んで頂いて本当にありがとうございます。
僕がさせてもらってるのは、9割テレビ、CM関係ですが、実際に放送されてるところに遭遇したことはほとんどないです。どんな仕上がりなのか聴いてみたいですね〜。

レコーディングは何度やっても独特の緊張感があって、緊張しつつもリラックスしていつも通りのパフォーマンスが出せるようにって心掛けてます。
で、プロのエンジニアさんのもとでの録音は、環境が良くて楽しく気持ちが良いです。ヘッドフォンからの自分の音が良いので上手くなった気になります笑
あとエンジニアさんは楽器に関する知識も豊富だし、耳も良いので、ミスったところはお見通し。
自分をさらけ出すつもりで、信頼関係がとても大事になりますね。

僕はトロンボーンなので、ほぼトランペットやサックスなどと一緒に入ってる編成が多いです。
今日はトランペットと一緒の録音でしたが、とてもやりやすかったです。
というのも、トランペットとトロンボーンはたいがい同じリズムのフレーズを吹くことが多く、トランペットがリード(1番目立つメロディ)で、トロンボーンはハーモニーや肉付けするイメージ。
実際の演奏でも普通リードの吹き方に合わせていくので、目印になってやりやすいんです。
別々に録音でももちろん問題ないんですが、一緒の方が一体感が生まれるというか。

あとトロンボーンが複数パートあるときに、1人で重ねていく方法がまずひとつ。この場合は全て同じ人間なので、音色、ダイナミクスなどなど、演奏の癖まで一緒なので、バチっと合いやすいのが特徴です。自然界ではあり得ないことなので、ある意味気持ち悪いくらい揃ったりします。
もう一つはパートごとに違う人間で録る方法。こちらの場合は前述と同様、リードパートに合わせていきますが、ほんのわずかなズレは生まれます。人間なので。でもこの微妙なズレがリアルで気持ち良かったりします。

機械やテクノロジーが発達していって、僕らのような生の楽器の音を再現できるようになってきていますが、100%ではない人間らしさ、そこは真似出来ないところなんだろうと思います。

完璧が良いとは限らない。
面白いもんですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?