占い師さんが相談を受けて、占いで何とかしたいと思う方は多いです。
ただ私の場合、相談を受けて解決する手段は、別に占いだけでなくて良いと考えています。

私が占い師さんの立場として、こう書いてしまうのは如何なものか。そう思うのですが、誰かの悩みを占いだけで解決しなくたっていい。
使えることは全部使えばいい。そのように考える人です。

だから私は、たくさんの「道具」を用意して、皆様の前に立とう。
そう言うスタンスで構えています。

先日、私のタロットカードの話を書きました。
（たくさんの方に読んで下さり感謝しています）

このカードと一緒に占っている途中で
「後は任せた！」
ってカードが言ってきた時があります。

カードを読みながら、「任せたって何やねん！」って思うこともあるのですが、「カードに沿って読んだり、いつもの調子で読めば大丈夫なんでしょ？」と解釈をして、私が腹を括って、続きを読んでいきます。

そこからの話は、タロットカードを読む話もあれば、読まない場合だってあります。
方法の一つとして、今の世の中の流れで一般的である正論をお伝えし、タロットの解説をするのです。
なぜなら、その方が相手の心に響くからです。

他にもあります。一般的には、占い師さんはカードとにらめっこしながら、出てきた意味を伝える形です。これに該当しない方も占い師さんの中には居ますけど、基本的なお話としては、この形が多いので書きました。

ところが私の場合、カードの意味とは全然違うことが読み取れたりする場合があります。
例えば仕事占いの相談に来られたのに、恋愛の話をしたり、ご先祖様の話をするのは、周りから見るとちょっと違和感があるように思うでしょう。
でも、その方に話す必要があることだから話をするのです。

このように、たとえカードの意味として書かれていない内容だったとしても、きちんとその人に響く言葉であれば伝えるべき。私の中ではそういうスタンスで構えています。

これは対面だから出来ることなのかも知れません。リモートだと難しいのかなって感じる部分だったりします。

占術については、私は一つの占術にこだわる人。他の占術には頼らずに占いをします。

この話は、私の占いの師匠が以前面白い話をしていたので今度書こうと思うのですが（有料になりますけど・・・）、占いの幅を広げる場合には、いくつか方法があります。

具体的には、自分のやり方を深く追求していくか、他の占術に頼るか。これ以上話すとその話題に入るので今日はこの話題には触れないでおきますが、自分でこだわりながら、どのような形で受け皿を広くするか、考えていく必要があると私は思います。

いつも私が意識することがあります。
それは、物事を柔軟に考えることって必要だということ。

私の場合、相談を受けた時にしっかりと相手と向き合わなきゃって思う人です。
占いは素敵な道具です。本当にそう思います。占いだけで解決できれば、占い好きの人からするとハッピーです。

ただ、本当に大切なのは、向かい合った人を何とかしてあげること。
「道具は占いだけではないんだよ」って言う構え方をすることが、自分の視野や考え方を広げることが出来るのです。
こうすれば、本当の意味で問題解決に近づくと思う訳です。

私の占いのお師匠も私に言ってます。

占い師がな、占いにこだわり過ぎたらあかんねん

お師匠の話を詳しく書くと、今までの話が台無しになる可能性があるので今回は書きませんが、この言葉はとても深いなって、振り返るといつも思います。

占い師さんの構え方として、時には大切なのかなってたまに考えたりすることを、書いてみました。

何かの参考になれば嬉しいです。