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俯瞰する

俯瞰する(ふかんする)とは、高い位置から眺めて見下ろすこと。
また、それが転じて広い視野で物事を捉えることを言います。

漢字の話をすると、「俯」が訓読みで「うつむく」とも読みます。下を向く意味なのです。
そして、「瞰」が眺める、見おろすと言う意味があります。
この二つの漢字それぞれの意味を合わせると、「俯瞰」の意味になるのです。
調べてみると、なかなか奥深いというか、そのまんまでしたね。

俯瞰するという言葉自体、学生の頃にはあまり出て来ないように思うのですが、社会に出て仕事をするようになるとこの言葉が良く出て来るように思います。

例えば、自分の周囲だけでを見て作業をしていて、あまり全体像を見ずに作業をしてしまった。そしてよく見てみると、実は違う方向に進んでいた。
このような話があったりするのです。

そんな時に「もっと俯瞰して物事を見ようよ」と言う話が経験者からのアドバイスが飛んでくるのです。

何かに夢中になっていたり、集中をしていると、全体を見渡せなくなる事が多くあります。
なので、時には立ち止まって大きな視点で、大局的な視野を持って全体を見る必要があるのです。

特に専門職の場合だと、全体像を見失いがちになります。
なので、全体を見渡せるような地図をたまに読み返して、改めて作業をするのです。

占い師さんだってそうですよ。カードの意味や出てくる意味に囚われすぎて、質問への回答が疎かになるのはよろしくないですからね。

日常の話でも、自分が深刻に考えていることも、他の人から見ると実は「大したことない話だった」と言うケースはよくあります。その逆もしかりですが。
なぜ、人と話をすると分かる場合があるかと言うと、話を聴いている人はあなたの話について、全体を捉えようとしたから、解決の方向性が見えたのです。

困った時や壁にぶち当たった時には、自分でどんどん突き進むよりも、地図を眺めて自分の居場所を確認することで、うまく修正する事だってできるのです。

全体を俯瞰することは、自分の考えを確認するための良い手段です。
何かに没頭しやすいタイプの方は、時々思い出して全体を眺める癖をつけましょう。
そうする事で、うまく解決できる可能性が広がります。

こんなことを書いた私も実は、没頭するタイプなのです。
なので今日はこの話を、自分に言い聞かせるように書いています。

一緒に鳥の目を持って、羽ばたいて俯瞰して眺めましょうね。

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