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気づきのアンテナ

何かに気づくことって、毎日のようにあります。

忘れていたことに気づいた。
今まで知らなかったことを知ることができた。

こんな形で気づくことはとても大切だし、素晴らしいこと。

たくさん気づくと言うのには理由があって、それは物事に対する視野が広くて、頭の回転が速いから。

気づきの多い方って、総じて賢明な方が多いと、私が占いを通じてたくさんの人を見ながら感じたことです。

学校でも、社会でも。そして、普段の生活でも。
どんな場面でも気づきがあることは素敵なことだし、それを大切にして欲しいと私は心から思います。

ところが、この気づきのアンテナを人間関係に持ち込んでしまうと、どうなるか?
相手の事を深読みして、気づき過ぎて、疲れてしまう場合があるのです。

例えば、誰かがしていないことに気づいて、自分がやる事になる。
相手はきっとこう考えているから、事前にやっておく。

こう言った形で、本当は自分でやらなくて良い事をやったり、相手に気配りをし過ぎて疲れたりするもの。
折角の気づきが、逆に自分を苦しめることがあるのです。

ある程度鈍感にしている人の方が、実は動じないし言葉の暴力への耐性を持っていたりするのです。
何だか世の中損だなって思うかも知れませんが。

もし人との関わりで疲れているのであれば、たとえ気づいたことがあったとしても、自分から必要以上に動かないようにする。
そして、気づいたことを相手に伝えないようにする。

こう言った方法が、人間関係改善のための一つの解決策となります。

相手の行動について、気になるのは仕方ありません。
でも、世の中何とかなるように出来ていると考えれば、そこまで気にすることもなくなる筈です。

自分で手を動かすことで人は感謝はするけれど、成長しないもの。
子供に対して、親があれもこれもやっていると、自主的にはできない子に育ってしまうように。

だから、何かを見つけても「敢えて動かない」と言うのも一つの方法だったりします。

もちろん、動かないのには勇気も要りますし、気になることも増えます。
それでも、相手に任せる行動が自分を守る手段になり、相手の成長につながるのです。

このように、「気づきのアンテナ」は使い方によっては薬になったり、毒になったりします。

アンテナを自分から積極的に働かせる場面と、敢えて働かさない場面を使い分けるように意識すれば、自分からしんどい場面を迎えに行くことはなくなるのかな。私はそのように思います。

普段から頭を働かせるのも大切ですが、「オンとオフ」をうまく使いこなすことで、自分を上手に守れるようになります。

もし、自分ばかりしんどい場面が来ると感じる場合、ちょっと対人関係で疲れているなと思った時に、この話を思い出して下されば嬉しいです。

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