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パパ、お金って使うと増えるねんで!

昨年末、6歳になったばかりの長男が言った。

「パパ、お金って使うと増えるねんで!」


パパは嬉しかった。代々家業を営む家系の長男として6歳で既に『金は天下の回り物』という事を幼いながらに感じとっている。天才なんだと。

毎年我が家では、お年玉は全て親が管理して口座に入金した上で、500円玉だけ長男と次男それぞれに渡して好きな物を買わせるようにしている。

先日子供達が早速500円玉を使いたいと言うので、買い物に連れて行くと、長男は自分でなんとか計算しながら、まだ3歳の次男は時折パパの元へ「これは買えるの?」と聞きに来ながら必死に商品を選んでいる。なんとも愛おしい。

長男は勿体ぶって少しだけ買う。次男は出来るだけ沢山買う。(笑)

レジの方には若干迷惑は掛けるものの、もちろん会計も500円ずつ別々にさせる。

先に会計を済ました長男がお釣りを片手に得意げに言った。

「パパ、ほらお金7個に増えたで!」


パパは2019年初めて突っ込んだ。

「個数の事言うてたんかい!(笑)」と。


そして2019年初めて腹から笑わしてもらった。いつも彼らは意図せず色んなものを僕に与えてくれる。

僕は別に子供がいるから偉いとか生産性が高いとかは一切思わない。だけど関わる誰しもが、誰かの息子・娘であり、父親・母親である事を意識すると少し相手に優しくなれるんちゃうかなと。

そして子供達が生きる未来が明るいものであってほしいと感じ、会社の新しいコーポレートビジョンにもそれを記した。企業理念は作るより浸透させる事が重要。代表として率先垂範したいと思う。



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