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エシカル揚げ春巻きには骨董がお似合い

エシカルコンシェルジュが「おいしい!からつながるエシカル」をテーマに地球とからだにやさしい料理や生活をつづります。

10年以上前にベトナムを旅してから、ベトナム料理が大好きになり、我が家ではたびたびフォーや生春巻き、揚げ春巻きといったベトナム料理が登場します。ライスペーパーを使った揚げ春巻きは特に大好物で、粉の皮で作った一般的な春巻きとは食感が違って、モチっ、プリっとしているのがハマる理由なのかもしれません。旅での記憶を頼りに自分の好きな具材を使って作るのでオリジナルの揚げ春巻きが出来上がりました。エシカルポイントとしてはお肉の消費をできるだけ減らすためにも、ひき肉料理は野菜をたっぷり入れられるので少しの量でも満足感が得られます。また、菜種油は遺伝子組み換え不使用のものを使い、野菜は可能な限り有機のものを使用します。

レシピ 4人前
🥕<材料>
・豚肉 100g ※できれば放牧
・むきエビ 100g
・レンコン 100g
・きくらげ 中 3,4枚
・パクチー 5,6本
・ネギ   1本
・ショウガ 一かけ
・ホアジャオ 少々
・ヌックナムまたはナンプラー 大さじ1/2
・ライスペーパー 12枚
・紫蘇やえごま、クレソンなどの香味野菜 お好みで
・レタス     12枚

🍳<作り方>
①レンコンをみじん切り(少し大きめの方が歯ごたえがあっておいしい)、きくらげは千切り、ネギとパクチーは小口切り、しょうがはみじん切りにする。エビは細かく切ってたたいておく。
②ボウルに①の具材、ホアジャオとナンプラーを入れてよく混ぜる。
③クロスを台に敷き、ライスペーパーの直径より大きいボウルにたっぷり水をはっておく。
④ライスペーパーをボウルの水に縦に浸し、ぐるっと回して濡れた状態にする。(ここではまだライスぺーバーが固い状態でも大丈夫)
⑤クロスの上に乗せ、②の具を入れて1分ぐらいおくとライスぺーバーがしんなりするので、春巻きの要領でまく。
⑥春巻き同士がくっつかないようにお皿に並べる
⑦180度の菜種油でこんがり揚げる。あげるときも春巻き同士がくっつかないように気を付ける。
⑧器に盛りつけて、レタスや紫蘇などにまいていただく。
💡<ポイント>
・普通の春巻きの皮よりくっつきやすいのでまくとき、揚げるとき隣同士がくっつかないように注意。
・ライスぺーバーは水につけた後、放置しすぎるとくついて柔らかくなりすぎてしまうので、少し片目で巻くのがコツ。
・パクチーが苦手な場合はネギの量を増やしたり、ニラなどに変えてもおいしいです。
・ヌックマム、レモン汁、はちみつ、水を1:1:1:1で合わせ、ニンニクや唐辛子などをお好みで入れ、ヌックチャム(ツケだれ)を作ってみてもおいしいです。ナンプラーでも代用可能です。

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器は大好きな白州正子さんが晩年過ごした武相荘で購入した骨董です。骨董というととても高価なイメージですが、武相荘のショップではお手頃なものも多く、30cm以上の直径があって3000円ほど。江戸時代から欠けることなく大切に使われてきた器がこうして我が家の食卓へ迎えられたことに浪漫を感じしてしまいます。こうして器にも愛着を持ちながらお料理をすることもエシカルな選択なのかなと思っています。白州夫婦がモノを慈しみながら過ごした武相荘のレポートはまたどこかでお話しできるといいと思います☺

武相荘
https://buaiso.com/

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ベトナムにはバッチャン焼きという焼き物があり、どこかこの骨董とも雰囲気が似ているせいもあり、揚げ春巻きがとっても似合います。アジアの文化は元をたどるとインドや中国、東南アジアのものが流れてきたり、またどこかでであったりして変化してきたのだと思うと、ここでまた骨董とベトナム料理が出会ったことがとても自然に思えます。


『好き』を仕事にするために、始動し始めました。まだまだ卵にもなりかけてない構想ですが、徐々にnoteでも公開して行きます!