読書メモ 「東大読書」
気づかないフリをしてたけど、いよいよ誤魔化しきれなくなってきた。
本を読んでも教養になっていない。
毎日なにかしら本を読んでいるのに、読んだ内容が垂れ流しになっていて、記憶にちっとも定着してない。なんだったら読んだことすら忘れてしまった本もたくさんある。
若い頃は興味に任せて読み漁れば、自然と知識として蓄積されていたと思うが、これも老化なんだろうな。
ということで、ちょっと本腰を入れて教養を貯めていこうかなと、大好きな小説を封印して、しばらくの間は教養になる本を読んでいくことにした。
効率の良いインプットと、教養としての定着を目指して、読書の質を上げたいと思った時に、ちょうどいい本が会社の本棚にあった。
「東大読書」
何年か前に入った新人のために買ったものなので、自分で読むつもりの本ではなかったので存在すら忘れていた本。
以下、個人的に刺さった内容。
本を読み始める前に地図を作る
なんの準備も予備知識も無いままに本を読み始めるのは、地図やコンパスを持たないで森の中を進むようなもの。
なるほどなー。
言われてみれば確かに、先の見通しが立たないまま、主題・主張がはっきりしない本を読み進めていくのはしんどいし、効率が悪い。
逆に、本の全容・文脈の流れをだいたいわかっていると、スムーズに読み進めていくことができる。
この本では、装丁から仮設を立てる方法を勧めてたけど、私にはちょっと面倒なので、前にこれも東大生の本の読み方として紹介されていたパラパラ読みを、自分なりの地図作りとしよう。
本は魚のようなもの
とつぜん、フィッシュボーン図みたいなのが出てきた。
何事かと思うと、本の中で重要なものは骨なのだと。
この骨とは、作者が本当に伝えたい主題・主張だということ。
それを覆う多くの血肉は、その主題を補強・補完するための予備情報に過ぎない。
従って、骨にあたる主題・主張さえ押さえておけば、血肉はその主題を補強したいのだなという前提で読めば、すっと頭に入ってくるようになる。
そして、だいたいの場合、主題・主張というのは、その章の最初と最後に書かれている。
忘却曲線
人は、記憶したことを、すごい勢いで忘れていく。
読んだ本の内容が知識として蓄積されていかない理由がコレ。
じゃあ、記憶に定着させるためにはどうするのがいいかというと、アウトプットするのが一番。
本を読んだら内容を整理して、要約をアウトプットできればベスト。
忘れにくくなる。
感想
最初は落ちこぼれだったけど、本の読み方を変えたら東大に合格できたよ、ってのがこの本の主題。
本の読み方が、たくさん書いてあったけど、面倒なのが多くて真似できそうにないなあ、というのが正直な感想。
結局、何事もマイ・ルールを徹底できた人が強いんだなあと痛感。
この本の通りにマネするのはできそうにないけれど、教養を貯めていくためにできる範囲でやっていこうと、本を読んだら読書メモを残すことにした。
ここに書いている内容が、ほぼ読書メモの内容そのまま。
そういえば。。。
本の骨が重要で、それさえ押さえておけばいいと思うけど、中には血肉の部分がやたらと美味しい本があるのよね。サピエンス全史がそのパターン。身がおいしすぎて読むのめっちゃ遅くなんのね。
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