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仕事を干されたので、死ぬことにした

…2023年2月初旬の回想です

去年の今頃のことになりますが、仕事を干されましてね。
当時は「これほどの屈辱、もう死ぬしかないんだろうな」とばかり思っていました。

この時期に書いた非常に悲観的でかつ感情の炸裂した文章が、まとまりもなく大量にあるのですが…

この記事は、話が一応伝わるように修正をして、まとめたものです。

こんな実りのない文章を、改めてまとめる理由、それはかつての私のような人が、本当に急いで死んでしまわないようにしたいからです。
同じようなことを感じ、考えている人が、少しだけでいいから思いとどまってみるために公開します。

それでも尚、死ぬのならば、それもまた人生です。
でも、もしかしたら、時間をとってみたら話が変わるんじゃないか?という提案をしたいのです。

・当時の散文を一応は話が伝わるように並べ替え、加筆修正をしたものとなります。
・筆者は結局、死んでいません。今回の文章を書き連ねていた頃からちょうど1年が経った今、実際どうなったのか、振り返ってみるとアレはなんだったのか…等、今生きているからこそ書けることを、※印で後半に注釈を付けています。

繁忙期に仕事から外されるという、屈辱

仕事を干されました。
こんなことされたのでは、私の面子も何もありません。(※1)
遺書のようなものになります。

私が仕事を干されたのは、管理職一同で内密に話されて決まりました。
それを知らされたのは、事務所の皆に公表するという、当日の2時間前。

いくら私が心身万全ではないとはいえ、仕事を干されるとは想像もしていなかった展開でした。事実上の業務命令でしたから、拒否することもできなかったです。

その後、事務所の職員全員が集められ、私の体調不良を公表。
続けて「コイツは病状が芳しくないため、繁忙期だけど業務からは外すから、皆納得してくれよな」という説明がされました。

はっきりとは言わないまでも、精神的なものであることは明らかで…。
私に対して距離のある方々(早い話が、敵ども)は、こんな説明で納得するはずもありません。
この日を境に職場で、組織人として、死んだに等しいです。(※2)

会社員なのに出世をするというセンがなくなった


ロードマップ的には昇進のタイミングでもあったのですが、今のところその話も完全にスルーされています。過去3年間、パワハラ被害、休職。業務で色々なトラブル続き、低評価が連続しています。

低評価も致し方ないことで、昇進しないことそのものに納得はしています。
なにより自分自身が今の肩書きに見合った活躍ができていないと思っています。(※3)

とはいうものの、同期たちがステップアップしていく中で、ひとり置いていかれる私。
各方面での彼らの活躍を見聞きするたびに、およそそういう機会には程遠い環境のまま数年間が過ぎていった私。弊社のような年功序列色が強い組織では、一度ついた差はなかなか埋まらないものです。

繁忙期に仕事を干されるくらいですから、今の事務所にはもう私の居場所はありません。
私は、おそらく次の内示でド閑職への異動になるのでしょう。90%位の確率だろうと予測しています。(※4)

会社員としては、詰んでいます。
ここから元の路線に戻ることも難しい。
私のアガリ目は正直言ってないです。

今の会社では「色々な要因で出世の道は絶たれた」ということだと認識しています。出世が最優先ポイントではないにしても、組織人として死に体になったのは辛いです。

年齢的な点も含めて、死んだに等しく思えて「死にたい」という感情が続く


繁忙期に仕事を干されるなんて、私自身の本質的なスキル、能力が年相応に備わっていないのでしょう。

仕事を干された、なんの肩書きもない非正規雇用上がり組織人の私が、ここで再興を果たす絵図が全く浮かばないのです。

かといって、ほかに転職するとか、いきなり自営とかも、なんか…違う。

毎日何をするために職場に行くのかがわからないのです。
なにしろ仕事を干されているのですから。

でも、割合、淡々としています。
「こういう時は死ななきゃならないんだ」という気持ちでしかありません。

首吊りだと苦痛も感じずにあっという間に死ぬんだな、とかも調べました。
飛び降り自殺ならば、落ちてる途中で既に意識はないそうです。

社会的な色々を失い、毎日ロクなことがなくて、ただただ「死にてぇな」って思います。

「私ばかりが悪いのか」という問い


しかし「私だけのせいなのか」という疑問も、正直あるのです。

社内外で勢いのあるキャラクターが有名な管理職が、実はパワハラ三昧でその部下になった際に大変な環境にあったこと。
その翌年からパワハラ回避の異動先で今の事務所に来たものの、社内屈指のお局様と、何かもが問題だらけの若手女子社員に挟まれた職場環境。(※5)

嫌な奴(若手女子社員)とは、もはや公然と一緒に仕事をしません。例え本来は私の業務だとしても、仕事を干したのは会社側です。コイツは過去2年間に渡り私に最低限のリスペクトを示さなかった。一緒に協力して業務をする気には全くならなくなりました。(※6)

「お前は嫌い、関わるつもりがない、どうせ人事異動内示までの関係だ」と、はっきり態度と行動で示しています。

課内は機能不全に陥っていますが、それは管理職であるお局様が仕切らなければならないことであって、私の知ったことか。(※7)

そもそも、お局様の重箱の隅をつつくサマが、私の立ち位置をおかしくしたし、それで馬鹿な若手が謎に調子に乗ってしまったんじゃないか。(※8)

同様にサービス残業も自分が必要な分だけ、になりました。(※9)
繁忙期に早く帰っているという皆からの視線はもちろん痛いですが、その繁忙期にメインになる仕事を取り上げられたのですから。
仕事を干されて会社に滞在する理由がありません。

やっていいのなら、私だって仕事はしたいよ。

今の事務所の馬鹿共は、口を開けば不平不満ばかり言っているけど、それが一日中じゃないか。それで思うようにならないと、私のせいにするというのは、絶対なんか違うと思う。

もう後は勝手にしてくれ、ってスタンスです。

仕事ではなくて、人間関係がつらいという私のことなど、誰も顧みません。
人間関係がおかしいのが3年も続けば、誰しも多少はおかしくなると思いませんか?(※10)

「働きアリの法則」に陥ったかのような


「働きアリの法則」っていうのがあります。
アリの群れの中でも、下位2割は必ず怠けるという理論です。
(ちなみに、上位2割が大活躍、中間層6割は堅実に働き、下位2割の個体を除いても必ず怠ける層ができるという実験結果があります。)

自分で言うなって話なんですが…
かつては順当に社内表彰も受けたし、プロデューサーとしてヒットした商品も次々と産み出した。ここには書けないような大小様々な実績もあります。

その私がなぜ「下位2割」に陥ったまま抜け出せないのか?
自分で自分のことが全く理解できないままです。(※11)

これほどの追い詰められ方は、近年なかったです。
運気の流れは旧正月にあたる節分で変わるので、2022年の悪い流れがまだ続いているというのを頭では理解していますが、それにしても辛い。

こんなしょうもない奴など、死んでしまったほうがいいのです。

あとは死ぬ前に身辺整理して、好き勝手して死んでしまえばいい


10年弱前、この会社に希望を持って転職してきました。
収入は転職前と比較していきなり倍以上になりました。
そして、分不相応にチヤホヤもされてきました。

「こんな時間がずっと続けばいいのに」くらいのことを考えたこともあります。

しかし今、目の前に拡がる世界はただただ、辛く苦しいものでしかありません。
体調不良を皆に公開された、仕事は干された。
もはや私は社内的には「無敵の人」。

先のことはよくわかりませんが、現職場での私は死んだ。
後はいつ死んでもいいように、身辺の整理を進めます。

どうせ死ぬのだから、最後にやれることやっておく。
今はそういう心境です。

死にたいので、身辺の整理をしておきたいです。
品物とか膨大にあっても仕方がないですからね。
死んでしまえば、どんなにありがたいものだったとしても、手元に持っていても仕方がありません。(※12)

死ぬってことは、何もないってことですよね。
ならば、必要以上に面白いとか、楽しいとか、なくても構わないということでは。
今まで「大変だなぁ」とか、「結構時間がかかるなぁ」とかって理由で手が付けられなかったこと、全部やってもいいんだよねということになります。

だって、死ぬのだから。
死人が何したって構わない。
死人なんだから周りからどう思われようと知ったことじゃありません。

どうせ死ぬのならば、躊躇していたことだってやっていい。
色々な面で、手を出すのをためらうようなことってありますよね。
それ、もうやっちゃっていいってことです。
だって、もう死ぬから。

(※1)会社での面子は確かに丸潰れですが、会社以外では一個人のメンツなんて誰も知りやしません。会社なんてそれくらい狭い世界なので、そんな狭いトコでのことなんかで死ぬなんてくだらないです。
とはいえ、そこにすがるしかないということも往々にしてあるということも確かです。
どうしてもそれが苦しくて死にたいならば、会社なんか辞めて外で旨いものでも食えばいい。本当に声かけてくれるならば私もお付き合いしますよ。

くじらの尾の身。これを食べずに死ぬなんてありえないですよ?

(※2)確かに組織人としては非常にダメージの大きな出来事ではありました。しかし今でも思うのですが、当時管理職たちが密室で判断したこの顛末ってどうだったのでしょうか?
私が直接的に声を大きくして不満を現わさなかった(そういうのの調整は管理職の仕事だと思って我慢していた)ことに乗っかり「あいつは病気だから」というエスケープゴートにして、空中分解しそうな人間関係をひとまず応急処置した(というか、若手職員達を黙らせた)。
最悪な雰囲気が漂っていた事務所内で、私一人を切り捨てることによってなんとか繁忙期の業務を終えることのみを優先した決断だったのだなと今理解できます。
彼らはこの時以前にも、大きなトラブルが発生した際に決して私を守ってくれはしませんでした。色々と大義名分こそ語れども、私を見殺しにした。
これ以前から「こいつらなんか一切信用に値しない」という答えは既に出ていたように思います。
今、弊社に正式復帰して、この時に見殺しにしたよね…という管理職のことは絶対に忘れません。「いつか殺すリスト」に入れています。

(※3)ちょうど1年後になるいま、昇進についての打診を受けております。正直辞退も考えましたが、色々あったにも関わらず復帰早々の私に声をかけているのは事実ですし、会社都合により人間関係には本当に悩まされました。その分の折り合いをつけるって意味も込めて「まぁ、なるようになるか」と話に乗っかることにしました。ただ、色々ありましたし復帰後も見たくないものをたくさん見ましたので、ここで上に登っていくっていうのはちょっとどうなのかしらねぇ…というのが今の正直な気持ちです。

(※4)特別休暇にて長期休職、籍は本部に異動(傷病兵回収)。閑職かどうかでいえば、まぁ確かに花形部署ではないしハードに活躍するポジションでもないですが、うつ病からの復帰の道半ばなのでこの配慮はありがたいです。

(※5)もう過ぎたことなので誰に言いようもないのですが、パワハラ上司から離した後に社内屈指のお局様のところとか、ちょっとは考えてもらいたかった。人事異動に関して色々と自己主張をせずに性善説過ぎた私も悪かったです。復帰後はかなりハッキリと「困ることは困る」と主張するようにしています。

(※6)実はこれ、自分にも2つ反省点があります。
1つは上が叱らないのならば私が厳しく𠮟るべきだったこと。あまりの程度の低さに、面倒くさくてスルーしたんですよね。それがよくなかった。最初から厳しくしておけば図に乗ることはなかった。
もう1つは、いくらだらしない奴らだからとはいえ、私が思う「事務所での仕事ぶりはかくあるべき」を通しすぎたこと。彼女らには彼女らの中で育まれてきた数十年に渡るド田舎根性、だらしなくともサビ残をだらだら時間無制限にやっておけば最後は帳尻が合うわ、という文化があったこと。それは(ダメだけど)彼女たちにも世界観があるという点では折り合いをつけるべきだったかもしれない。
だけど、そんな折り合いつける暇あったらもう会社辞めて外に出るよなぁ…とかいまだに色々と思いは巡ります。

(※7)いまの日本社会には女性を管理職に登用するという動きがあり、弊社でもベテラン女性が管理職に登用されています。そのこと自体は悪いとは思いません。しかし、管理職っていうのは単一業務のスペシャリストが無条件になれるものではありません。少なくともチームを率いるわけですから、マネジメント能力は要求されます。
くだんの件では、お局様は確かに社内屈指の知識と経験の持ち主ではありました。税務や労務に関しては恐らく全社でも5本の指には入る実力と思われます。が、長年管理職になるなんていうシナリオを考えたことなどない人でした。事務職として狭い領域に特化した生き方をしてきた人。ゆえに、人間関係の調整などできるわけもなく、ただただ、目の前にいる私に対して重箱の隅をつつくだけだった。
この問題に対して、私はまだ組織で何かをはたらきかける立場にはありませんが、今後何かしら関与する機会があるならば、条件のみは満たしているが管理職たる資質に欠けるベテラン女性など、無条件に登用するな!という意見具申はしていきたいと考えています。

(※8)公開処刑はパワハラの王道です。あいつらは自分の感情、自分の考え「しか」ないミジンコのような脳みそなので、それがどんな場所であろうと自分が気に入らなければすぐにその場で言葉にしてしまいます。毎日続けることで本来普通だった人間を病ませ、連日その場面を見ている周囲を威圧し、バカな奴はそれに迎合したり一緒になってバカにしたりするのです。

(※9)サービス残業が常態化している風土に問題があります。私は残業がダメだとは思っていません。必要に応じて、残業が避けられない局面も当然あります。しかし、この事務所のように日中に職員同士が不平不満を口にしながら、仕事と関係のない雑談をしながら、その間、仕事の手が止まり、結果として時間内には仕事が終わるわけがなくて残業が常態化しているというのは非常によろしくないと思うのです。

(※10)私のケースではこの直後に8カ月に及ぶ休職期間があり、その間には異動もありまして結果的に是正されました。人間関係に著しい問題がある環境下に通算3年もいたら人間は壊れるということです。

(※11)業務が正常なサイクルで動かないので、どうしてもミスが頻発します。つまり、自分が悪いのではなく、負のサイクルを回し続ける環境に問題がある。
これについては猫山課長のnote記事に詳しく書かれています。

(※12)実際にはメンタルの病み具合が酷くて、身辺整理なんてできやしなかったです。しなくてもよかった。少しは片づけるかって気持ちになってくるまでには数カ月かかりました。病んだら徹底的に休むべきです。

確かに、1年前はこんなこと書いていましたね。もう死ぬんだろうなとしか思っていなかった。それがまだ生きている。
どうして死ななかったのかといいますと、会社・家庭・友人知人…以外の場所を見つけることができたから。次回はそのお話しをします。


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