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ワンちゃんにとって大敵!犬パルボウイルス感染症とは?

犬が感染すると、治療をしないと死亡率が非常に高い感染症の一つに「犬パルボウイルス感染症」があります。

原因

犬パルボウイルス感染症は、犬パルボウイルスと呼ばれるウイルスによって引き起こされる感染症です。このウイルスは感染力が非常に強く、犬が排泄物などを通じて糞口経路で摂取することで感染が広がります。
潜伏期間は4日から長くても2週間で、発症すると消化器系に症状が現れ、早いと数時間~2日程度で死亡することもあるとても怖い病気です。感染力も非常に強く、便などに付着して排出された後も約3ヶ月~1年近く生存できると言われているため油断はできません。

症状

消化器症状
犬パルボウイルスは主に小腸の粘膜に感染し、その結果、激しい下痢や嘔吐、血便などの消化器症状が現れます。これらの症状は、犬パルボウイルス感染症の最も一般的な症状であり、重度の場合は脱水や栄養不足などの合併症を引き起こす可能性があります。また、消化器の粘膜が破壊されると、腸内細菌の二次感染が起こり、重篤な状態に進行することもあります。

白血球減少
犬パルボウイルス感染症では、ウイルスが骨髄に侵入し、白血球を生成する細胞を破壊します。これにより、免疫系が弱まり、二次感染のリスクが高まります。

心筋炎
心筋炎は、犬パルボウイルスが心筋に感染することで引き起こされます。特に生後2週から9週の子犬によく見られます。心筋炎は突然死につながることがあり、重症化すると治療が難しいことがあります。

治療

犬パルボウイルス感染症の治療は、ウイルスそのものを排除する方法はなく、症状の管理と合併症の予防に焦点を当てます。消化器症状の場合は、脱水を防ぐための点滴や栄養補給、抗生物質の投与が行われます。また、症状に応じて止瀉薬や抗生物質が使用されることもあります。インターフェロンなどの免疫調節剤も一部の治療法として使用されます。

予防

犬パルボウイルス感染症は、ワクチン接種によって予防することができます。子犬の場合は、定期的なワクチン接種が重要です。また、感染が疑われる場合は、感染している犬を隔離し、環境の消毒を行うことで感染の拡大を防ぐ必要があります。

まとめ

パルボウイルスはとても強いウイルスで、感染すると犬はとても具合が悪くなります。しかし、定期的な予防接種や清潔な環境を保つことで、この病気を予防することができます。また、犬パルボウイルスは、人間には感染しません。犬にだけ影響を与えるウイルスです。人間には感染しませんので、安心してください。

その他

日頃よりいろいろな感染を防ぐための対策の1つとして、中性電解水(Meau)があります。除菌消臭作用があり、ウイルスを除菌することができるため、ケージやお散歩グッズの清潔に役立ちます。中性電解水(Meau)を使用するためには、以下の手順に従ってください。

  1. 適量の中性電解水(Meau)をスプレーボトルに入れます。

  2. 周囲の環境に均等に霧状にスプレーします。中性電解水(Meau)が菌やウイルスと反応します。

  3. 清潔な布でケージや周囲を拭き取ります。



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