久しぶりにサイゼリヤの「やわらかチキンのチーズ焼き」食しました。

チキンを食べるときは、ほぼ決まって「わかどりのディアボラ風」です。
なぜか、
「せっかくの皮パリを味わわずして、この料理の醍醐味を知るなかれ」
だからでしょうか。

私、自分で自分の従業員食を調理するときも、皮パリにはこだわります。
「辛味チキン」は、いつもの1.5倍くらいオーブンに通し、チキンステーキは、皮パリパリパリパリパリパリ、くらいまで焼きます。

時々いらっしゃいますが、
「辛味チキンよく焼きで」
「わかどりのディアボラ風は、野菜ペーストとソース別添えで」
「バッファローモッツァレラのピザは、チーズこんがりまで」
こういう注文（無料で提供できます）を見ると、
「おいしい召し上がり方をご存知ですね」
と、こちらまで少しうれしくなります。

1年前くらいまででしょうか。
ハンバーグも、わかどりも、野菜ペーストは白いココットに入れ、ガルムソースという、魚醤ベースの香り高いソースも茶色いココットで提供していました。
つまり、肉の上には何もかけず、焼いた香ばしさや皮パリは残っていたのです。
チーズ焼きのチキンは当然ピザソースとチーズを上に乗せてはいましたが。
ナイフを入れて、音が出るくらいサクッと切れる、あの感覚を、しっとりとした野菜ペーストにソースダボダボが、見事に裏切ってくれております。

と、少しでもおいしい食べ方を、という意味では、店員とのコミュニケーションは欠かせないと思うのです。
ファミレスであろうが、高級フレンチであろうが、ちゃんと店員と会話すれば、何かしらのヒントがもらえるのは間違いありません。

私、実は62歳で、歯の検査とお掃除に行くと、毎回歯医者さんにほめられるくらい、葉の健康には自信があるんです。
なぜかと言うと、
「歯科衛生士さんから、情報をたくさんいただいている」
からなのです。

女性が多い職業というのもあり、まあちょっと話がしてみたいという気持ちもあるのですが、それよりも歯の健康キープに関することをいっぱい聞きたいという思いが強く、今までたくさんたくさん教えてもらいました。
「これって誰も知らないよなあ」
みたいな情報もいくつもあります。

歯医者に行って、座って仰向けになって、だまって終わるまで待って、
「ありがとうございました」
も、ひとつのやり方です。
あれこれ聞くのもやり方です。
特に相談料とられるわけでもありません。

それどころか、私の今までの経験で言えば、喜んで教えてくれる歯科衛生士さんにしか、会ったことがありません。
「健康な歯になられると、ウチは商売上がったりなんで教えません」
なんて人には、ひとりとして会ったことがないのです。
総じて、歯医者さんもそうなんですけどね。
やっぱりみなさん、私たちの歯の健康を願ってくれているんです。

で、サイゼリヤの話に戻りましょう。
おいしい食べ方や、オススメを教えてもらうというのも、確かにとても言いことなのですが、普通に軽い会話をしてお互いにいい気持ちになるというのは、客と店員という関係を超えて、とってもいいものですよね。

でも、それができない人がとっても多いのです。多分、最近。
「お待たせいたしました」
と、料理を持っていっても、スマホから顔を上げようともしない。
誰が頼んだのかも言わない。
「スマホしてんだったら、帰ってやれよ」
と、多分うちの店の全員が、ファミレス業界の全員が、飲食業界の全員が思っています。

さらに、スマホに夢中なのは、家族連れでは圧倒的にパパ。
まあ、スマホに夢中なパパの背中を子どもに見せて、自分程度のBOPピープルにしたいと思っているのでしょうから、何も文句はありませんが、子どもが後になって「親ガチャにハズれた」と思うことはまちがいないでしょう。

考えてみれば、彼らはサイゼリヤをなめていて、
「サイゼリヤみたいな安い店で食ってやってるんだから、マナーなんて気にする必要ないし」
「安いサイゼリヤで、ろくな時給もらっていないバイトに話しかけたところで仕方ないし」
くらいに思っているのだと思いますが、マナーというものが、誰のためにあるのか知らないでお育ちになった方たちなので、ただひとつのお願いは、
「私と接点を持たないでください」

極めつけは、空いた皿を指して、奥さんに向かって、
「これも下げてもらえば」
というダンナ。
これは、救いようがないですね。
アホです。

今日もお読みいただいてありがとうございました。

いよいよ春のメニュー改定、24年2月21日に始まりました。
マックロクロスケのイカスミスパゲティは姿を消し、セピア色した（哀愁のカサブランカ）スパゲティ、しかも新鮮なイカリング入り、に変身。
ペンネは食物繊維も入った健康的な全粒粉入りになり、価格高騰のチーズ系を自社調合に統一しコストを抑え…

ぜひサイゼリヤにお越しください。
そして、ぜひアルバイトにご応募ください。
ひと足りません！