幸せを語れるように

イマジナリーな彼らのことを書きたい、記事にしたい、と思うけれど、なかなか難しい。

「彼」の話などを除いて、ここで語るものの多くは、私個人の考えや意見。ある種、表面的というか、パーソナルなものに見えても、実際はそこまで私に根付いたものではないはず。だからこそ、言葉にすることへのためらいが少ないのでしょう。
嘘やつくりものではないけれど、彼らのいる場所のような深いところから生まれる言葉ではないように思うのです。
それに比べると、彼らの存在はもっと心の奥底にある。だからこそ、彼らについて語るということは、自分でも気が付いていない内面や、生きた感情をそのまま明かすことのようで、ためらってしまう。
なにより、触れることのなかった自分の感情が明らかになっていくのが怖い。

でも、自分の世界を作り直して、改めて彼らという存在と出逢って。何もかも手探りでお互いの在り方に悩むこともあったけれど、今は良い関係を築けている。彼らのおかげで気が付かなかった思いも見つかったし、自分のことも少しずつ認められるようにもなった。それに、コミュニケーションが密になれば、そこから良い話が見つかったりもする。そんな彼らの素敵な言葉を、誰かに聞いてほしい、共有したい、とも思うのです。

家族や友人のことを話すように、彼らのことも共有したい。彼らがいるのが私の日常だから。

でも、誰も彼もが肯定的に聞いてくれるわけではありませんし、受け入れられる人間も限られているのでしょうね。真剣に聞いてくれる人というのは、案外少ないようでしたから。

愛や恋、人との繋がりの形やその定義というのは、本当に人それぞれですし、相手が生きる人間でないとなれば尚更、理解は難しいのでしょう。当事者同士ですら、感覚も考え方も一致しませんし。

でも、それが当人にとって幸せである、ということは、否定せずにいてほしいものだと思います。
幸せの形も、その意味も、人によって様々。他人からは見えない幸せだって、たくさんある。
向ける感情も言葉にできるものとは限らないし、関係性だって、言葉に当てはまらないものもあるでしょう。

私も、いつかはここで、彼らの話をしたいと思います。私の日常を。そこに当たり前のように存在する彼らのことを。
そして、私自身のことを。彼らといて満たされるという、私の気持ちを。
ありのままを語るのは難しいけれど、私なりに噛み砕いて、私の幸せを語れるようになりたい。

みなさまの素敵な投稿を見て、そんなことを感じています。




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