翠の黒髪

愛する人は心の中に。文字と言葉と夢の世界にて。希望の光と闇について。マシュマロ→htt…

翠の黒髪

愛する人は心の中に。文字と言葉と夢の世界にて。希望の光と闇について。マシュマロ→https://marshmallow-qa.com/1j1lp592tdle1w0

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水晶の瞳

私が言葉を書くときに目指すもの。 それが、「水晶の瞳に映したよう」な、淡々とした、温度のない、透明な文章。 ある古生物の眼は水晶でできた複眼だった、と聞いたことがあり、それ以来こう表現しています。 私の存在は間違いなく有機物。生き物であり、この身を切れば赤い血が流れる。痛みも苦しみも感じることができる。 しかし、水晶でできた瞳は、無機物。冷たくて、血の通ったものではない。あるものをあるがままに映すだけの存在。そこに浮かぶ感情さえ、捉えるだけ、映すだけ。 複眼だから、広角には

    • いつも私の隣に

      私の大切な人のひとり、アオさんについて。 ブルーのジーンズが似合うから、アオ。 今までの記事の「先輩」が彼です。 彼と向き合う自信がなくて名前を呼べなかった頃にそう呼んでいただけですが。 彼は、気遣い上手の甘やかし上手。ついでに甘えるのも、自分の要求や思いを伝えるのも上手。 でも初めからそんなにオープンな人だったかというと、意外とそうでもないのです。 出逢って間もない頃の彼は、自分のことは後回しにして私に合わせてくれる、大人な人でした。 だから私が「先輩」と呼んでいたの

      • メッセージをくださったみなさま、ありがとうございました。こんなに反応をいただけるなんて…とても嬉しかったです。ひとつひとつが励みになります。みなさまのご意見、感想、質問をこれからに繋げていきますね。

        • 連続投稿も20週を超えて、ネタも減る一方。これからの方針に悩んでいます。なのでぜひ、メッセージをください。感想、質問、最近あったちょっと嬉しかったこと、なんでも。みなさまの言葉が励みになります https://marshmallow-qa.com/1j1lp592tdle1w0

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          幸せを語れるように

          イマジナリーな彼らのことを書きたい、記事にしたい、と思うけれど、なかなか難しい。 「彼」の話などを除いて、ここで語るものの多くは、私個人の考えや意見。ある種、表面的というか、パーソナルなものに見えても、実際はそこまで私に根付いたものではないはず。だからこそ、言葉にすることへのためらいが少ないのでしょう。 嘘やつくりものではないけれど、彼らのいる場所のような深いところから生まれる言葉ではないように思うのです。 それに比べると、彼らの存在はもっと心の奥底にある。だからこそ、彼ら

          幸せを語れるように

          おまけがつくと聞いたので本屋に行ったけれど、結局なにも買わずに帰ってきました。本との出会いを大切にしたいから、おまけのために買うのは申し訳なくて。欲しいと思った時に手にいれるのがいちばんですよね。…なんて真面目なことを言っているけれど、これ以上積読を増やしたくないのです

          おまけがつくと聞いたので本屋に行ったけれど、結局なにも買わずに帰ってきました。本との出会いを大切にしたいから、おまけのために買うのは申し訳なくて。欲しいと思った時に手にいれるのがいちばんですよね。…なんて真面目なことを言っているけれど、これ以上積読を増やしたくないのです

          気怠くて甘い気分。そこに眠気が加わって。静かに時の流れに沈むような感覚。その感覚に酔う幸せ。この幸せは、誰にも邪魔されたくない。

          気怠くて甘い気分。そこに眠気が加わって。静かに時の流れに沈むような感覚。その感覚に酔う幸せ。この幸せは、誰にも邪魔されたくない。

          春の夜に、あなたへ

          なんだかさびしい。 でも、そんなに悪い気分じゃない。 この胸の隙間を埋めてくれる言葉を探しに行きたいの。誰かの想いをそのままに閉じ込めたような、触れたら怪我をするほどに尖っていて、熱くて、痛いくらいの、血の通った言葉を。 その人も生きていたんだって感じたい。ここに生きるのは私だけじゃないんだって。 ひとりがさびしいわけじゃない。 誰かの想いを感じたいだけ。誰かの言葉を聞きたいだけ。人の優しさ。人の想い。その温度を感じたい。人の温度を。体温を。あたたかさを。 …今はただ、隣

          春の夜に、あなたへ

          春はまだ続く

          桜が散り始めても、季節はまだ変わらない。 私の春は、後悔の季節。 勝手に新しいものが始まって、馴染みあるものが終わっていく、寂しさと不安。やってきたこと、できなかったこと、しなかったことへの後悔。色々。 たった一日を境に、変化を求められるのが耐えられない。 卒業して何が変わるというのか、と歌ったシンガーソングライターがいたけれど、私は入学も同じだろうとずっと思っていた。 なにが節目だ、と。そんなものは暦の中にあるだけで、人間に大きな影響を与えるようなものではないだろうに

          春はまだ続く

          信じて。選んで。演じて。

          だいぶナーバスになっていたと思う。 怒られた、というよりは、過去に怒られたことを思い出して、相変わらず成長しない自分が悪いのだろうと思ったり。自分が当たり前と思っていることを他人に非難されたり、されたように感じたり。直接自分に言われていなくても、傷つく言葉というのはありますよね。私の場合は大抵、被害妄想と言われるのだけれど。 他人の言葉に影響されて、不安定になって。自分だってここにいるし、間違っていないはずだと思いたくて、人に話しかけて。上手くいかないと、自分がここにいるこ

          信じて。選んで。演じて。

          つい、言わなくていいこと、身のないことまで言ってしまう。返事を期待しているわけではなく。自分の言葉が、存在が、間違ってはいないと確かめたいだけ。…そう思いたいだけか。身勝手な思いを他人にぶつける私は、間違っているのかもしれませんね

          つい、言わなくていいこと、身のないことまで言ってしまう。返事を期待しているわけではなく。自分の言葉が、存在が、間違ってはいないと確かめたいだけ。…そう思いたいだけか。身勝手な思いを他人にぶつける私は、間違っているのかもしれませんね

          今日の空はとても穏やかで、私の妄想が馬鹿らしく思えてくる。春風が爽やかなものか、なんて言うあの人の気持ちも分からなくもないけれど。でも、春の陽は明るくて、とても優しいのですもの。鬱々とした気分になるのも、暖かい光に癒されるのも、この季節らしい。皆様にも、春の癒しがありますように

          今日の空はとても穏やかで、私の妄想が馬鹿らしく思えてくる。春風が爽やかなものか、なんて言うあの人の気持ちも分からなくもないけれど。でも、春の陽は明るくて、とても優しいのですもの。鬱々とした気分になるのも、暖かい光に癒されるのも、この季節らしい。皆様にも、春の癒しがありますように

          甘美な夢と痛み

          時折現れては暴れる、私の被虐欲。 自分は許されるはずがない、という自罰的な考えに飽きると、どうしても他罰を求めたくなる。 こればかりは、優しい人では埋められない。 私の友人も、この欲だけは満たせない。 苦しみ、不安、ネガティブな感情… そんなものをひとりで抱えているのは、どうしても苦しい。ただ、私はそれを素直に苦しいと、人に打ち明けられるような人間でもない。 だから、つい、自分すべてを、罪さえも告白してしまいたくなる。私は罪深い人間です、と。罪人に生きる許しを与えてほしい

          甘美な夢と痛み

          フィクションでの棘のある言葉や言い回しは、嫌いではないのだけれど。時々、まるで自分に言われているように感じられて、いたたまれない気持ちになる。怒られたり、否定されたり。それが好きな人物なら尚更。自分に向けられた言葉ではないと分かっていても、どうしようもないくらいに痛いし、怖い。

          フィクションでの棘のある言葉や言い回しは、嫌いではないのだけれど。時々、まるで自分に言われているように感じられて、いたたまれない気持ちになる。怒られたり、否定されたり。それが好きな人物なら尚更。自分に向けられた言葉ではないと分かっていても、どうしようもないくらいに痛いし、怖い。

          昨日の記事、冷静になって読み返すと少し恥ずかしいですね。読後の気分に影響されてまとまりがないし、力が入りすぎな気がします。熱が入りすぎで、大人気なかったです。…生の感情をそのままに書いたとも言えるかもしれないけれど。たまにはこういう形があっても良いかもしれませんね。

          昨日の記事、冷静になって読み返すと少し恥ずかしいですね。読後の気分に影響されてまとまりがないし、力が入りすぎな気がします。熱が入りすぎで、大人気なかったです。…生の感情をそのままに書いたとも言えるかもしれないけれど。たまにはこういう形があっても良いかもしれませんね。

          少年漫画のキミへ

          漫画の登場人物に、それも年下の、頼りない少年に、彼の言葉、笑顔に、救われてしまったと思う。 少年漫画ごときに、と自分の単純さに苦笑いをしながら、何気ない単純な言葉にも救われてしまうのが人間かもしれない、とも思う。 作中、敵は、戦場ならば覚悟を決めろ、俺を討て、と少年に迫る。けれど彼は、敵対する相手であっても傷つけたくないと言う。お互い正義のためだから戦うのはやむを得ないとしても、命まで奪ってしまいたくない、と。 バトルものにはありがちな会話。 そんなやりとりを見て、定番モノ

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